緊急署名のお願い〜韓国スパイねつ造事件 | |||||||
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韓国良心囚を支援する会全国会議のOです。 ★【緊急署名にご協力を!!】★韓国の国家保安法によるスパイねつ造事件です。 【写真】政治弾圧に抗議する韓国民主労働党の人たち(昨年12月ソウルにて) 横幕には「崔基永氏ら釈放要求記者会見」と書いてある。 韓国民主労働党関連者5名が昨年10月に逮捕、12月から裁判が行われています。 この日本の地からも、支援の声を韓国へ届けたいと思います。 署名取り扱い(問い合せ・送り先):韓国良心囚を支援する会全国会議 ***************************************
* いわゆる「一心会事件」関係者に対して、真実に基づいて、厳正かつ公正に審理するこ
とを要請いたします。 【住所】 *************************************** * 【国家保安法】とは 韓国の治安立法です。軍事政権時代は、情報機関とともに人権弾圧に猛威をふるいまし
た。 【写真】金銀周さん。崔基永民主労働党事務副総長の夫人。一児の母。ソウル市龍山区在住。 <民主労働党関連者救援のお願い> 今回の「一心会」スパイ団事件関連で逮捕された人に崔基永事務副総長がいます。こ
の崔さんの夫人が金銀周(キム・ウンジュ)さんです。彼女は兄の金三石さんと、1993
年に、権龍夫の東京にあった自宅に3ヶ月滞在したことがあります。 *************************************** 12月8日、韓国検察が、386世代(30歳代で1980年代に大学に通った60年代生ま
れの世代)のチャン・ミンホ氏(44、IT企業経営者、米国市民権保持者)イ・ジョン
フン氏(42、元民主労働党中央委員、85年高麗大三民闘委員長)、ソン・ジョンモク
氏(42、塾経営、85年延世大総学生会学術部長)、チェ・ギヨン氏(40、民主労働
党副事務総長、88年全代協事務局長)イ・ジンガン氏(42、会社員、高麗大)ら5名
を国家保安法上のスパイ、特殊潜入・脱出、利敵団体の構成、会合・通信容疑などで起
訴したことに強く抗議する。 しかし、この容疑事実に対して、数々の疑問が呈されている。 たとえばチャン・ミンホ氏が北朝鮮に初めてベルリン経由で入国したときは、まだ東 西冷戦時代、韓国では軍事政権の時代であり国家安全企画部の厳しい監視がしかれてい た時だ。そういう状況下で見つからずに北朝鮮へ行って帰ってきてその後10年以上も 無事に過ごしていたことは極めて不自然だ。またチェ・ギヨン氏が北京で北の工作員と 会った時に使ったとされる地図は、新婚旅行のときに使ったものである。 このように捜査過程で多くの疑問が呈されていることに対して、韓国の統一連帯、民衆 連帯など96の社会市民団体で構成する国家保安法廃止国民連帯(国民連帯)は、ソウ ル市内で記者会見し「国家情報院(国情院)が『一心会』事件を、正確な証拠もなく『 スパイ団』事件と規定し、魔女狩り式の世論操作で真実をおおいかくしている」と厳し く批判している。 また今回の事件では、その捜査過程でも多くの問題点が指摘されている。 国民連帯は「捜査が進行中で、拘束者が容疑を強く否認している状況で、国情院長が『 スパイ団』事件とマスコミに明らかにしたことは、明白な被疑事実の公表行為であり、 名誉き損行為だ」と指摘した。また、主犯とされる「チャン氏の容疑を捕そくしていな がら、核実験などで南北緊張が高まった時点で発表したことや、民主労働党がスパイ団 の指令で動いているかのようなマスコミ報道などを見ると、政治的な企画捜査であると の批判を免れない」と厳しく弾劾し、チャン氏ら5人の拘束者の共同弁護団は、ソウル 中央地検に金昇圭・国情院長を被疑事実公表罪と国情院法違反容疑で告訴した。 今回、朝鮮日報は、チェ・ギヨン氏の夫人のキム・ウンジュさんが、「事件」に全く の無関係であるにもかかわらず、かって「兄妹スパイ団事件」で有罪判決を受けたこと があると、国情院の捜査情報をそのまま垂れ流して、あたかも夫婦でスパイを行ってい るかのごとく印象を与える記事を掲載して、大々的に大型スパイ団事件キャンペーンを 展開した。「兄弟スパイ団事件」自体は、その後安企部の工作員の良心宣言によって安 企部によってデッチ上げられたものであることが明らかになり、社会的には無実である ことは明らかだ。このような重大な人権侵害に対して朝鮮日報を名誉毀損で告訴する準 備をしている。 このように不当な逮捕に対して、チェ・ギヨン氏は、国情院の20日に渡る取調べ期 間中ハンストを行って抗議し、逮捕から起訴まで一貫して完全黙秘で闘い抜いた。 かって軍事独裁政権時代、国家保安法によって北朝鮮のスパイ事件をでっち上げ、政権 の維持と民主化運動への弾圧を繰り返してきたが、今回の事件はそれと同じである。 金大中政権以来、韓国では、対北融和政策と「改革」勢力が社会の主な流れになって きた。ところが最近盧武鉉政権は世論調査の支持率を落とし、与党のウリ党は各種選挙 で敗北し続けている。また最近の北朝鮮のミサイル発射と核実験によって北朝鮮に対す る風向きが変わってきた。そうした状況を捉えて、守旧公安勢力が、金大中政権以来、 大統領府、政党、政府などに入り、これまで「改革」勢力の背骨となって支えてきた3 86世代をこの事件を梃子に叩くことによって、民主労働党を含めて広い意味での「改 革」勢力を没落させて守旧公安勢力を復権させ、あわよくば来年の大統領選挙で保守政 権を復活させようとしてでっち上げたのが今度の事件の本質である。 韓国の民主化統一運動に連帯し、在日政治犯を含めた韓国良心囚の救援運動を通して 韓国の人権問題に関心を持ってきた私たちは、このような民主化と統一運動を弾圧し重 大な人権侵害をもたらした今回の事件を絶対に許さない。無実の5名の人々を逮捕した 国情院、起訴した検察に強く抗議するとともに、直ちに釈放することを強く要求する。 併せて事件をでっち上げる基になった国家保安法を直ちに廃止することを韓国政府に強 く要求する。 2006年12月9日 Created by staff01. Last modified on 2007-01-30 12:07:14 Copyright: Default |