９月３０日、東京品川区の五反田南公園から、在日ビルマ大使館への抗議デモが行なわれた。

主催は在日ビルマ人共同実行委員会（在日ビルマ民主化活動家ら）。ビルマ市民フォーラム事務局が呼びかけた。ビルマでは燃料価格の大幅な値上げを機に、僧侶や市民による抗議行動が連日闘われた。これに対し軍政は、反政府デモの指導者らを逮捕・拘束。弾圧を強めている。

27日には、旧首都ヤンゴンで取材中の日本人ビデオジャーナリスト長井健司さんが射殺された。治安部隊が至近距離から発砲したのだ。この日のデモ隊への無差別弾圧で、２００人以上が死亡、７００人以上が逮捕されたとの報道もある。

雨が降り続くなか、公園内に入りきれない参加者が道路にまであふれ、果敢なデモ行進が繰り広げられた。翻る真紅の旗。力強いこぶし。とどろくシュプレヒコール。７００人の怒りの熱気が、たれこめる暗雲と風雨を吹き飛ばした。（T・横山）

■公式シュプレヒコール

・民主化運動の指導者アウンサンスーチー氏と、すべての政治囚の釈放を、急げ、急げ！
・国民的和解をするならスーチーさんとの対話を、急げ、急げ！
・ビルマ国内で平和的に行なっている民主化運動を、支持するぞ、支持するぞ！
・独裁ミャンマー軍事政権は、民主化運動を行なっている僧侶と国民への武力弾圧を、やめろ、やめろ！
・国連安保理と日本政府は、ミャンマー軍事政権が僧侶や国民を殺害していることをやめるために、圧力を、圧力を！
・ビルマ民主化運動は、勝利するぞ、勝利するぞ！

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