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山谷労働者福祉会館のなすびです。

 東京都の「ホームレス地域生活移行支援事業」第2弾が開始されたことについ
て、その対象がテントを張った野宿者に限られていること、追い出しとセットに
なっていることに抗議し、本日11/6(月)から5日間のハンストに入りました。
場所は都庁前です。

 ハンストの場所ですが、本日朝の突入集会の場面で、警察に都庁前から排除さ
れました。しかし、新宿中央公園の「ナイアガラの滝」を拠点として、ハンスト
に突入しています。
 お近くの方は、ぜひ激励をお願いします。


 なお、ハンストの状況は以下のブログで報告されます。
http://squat2live.seesaa.net/

=====
■全都の野宿労働者はハンストで闘います■

●11月 6日(月) 8時突入/12時突入集会
●11月10日(金)19時撤収
●東京都庁第1庁舎前(新宿中央通り沿い)

 ハンストはリレー形式です。参加される方はぜひ。連帯・賛同のアピールも
募っています。闘争維持のための現金カンパもよろしくお願いします。なおハン
スト期間中も月曜日、木曜日の「共同炊事」は通常通り行ないます(16時〜新
宿中央公園・ナイアガラの滝)。こちらへの参加も訴えます。

「地域生活移行支援事業」を考える会
都庁行動を闘う全都野宿労働者実行委員会(準)

---
ハンスト突入宣言

 今年8月以降、都内各地で「地域生活移行支援事業」(3,000円アパート
事業)が「再開」されています。が、事業が実施されているのは野宿労働者のテ
ントが集中している区域ばかり。テントを張っている野宿労働者のもとには「巡
回相談員」が訪れ、事業への参加を募ります。しかし数メートル先で、ダンボー
ルを1枚敷き身を横たえている野宿労働者のところにやってくるのはガードマン
のみ。ガードマンは「起きてください、寝ないでください」と追い立てます。
 果たして「ホームレス問題」とは「テント生活者問題」なのでしょうか。東京
都はテントを張っていない野宿労働者を事実上、事業のラチ外に置き「ホームレ
ス対策」自体からも締め出しています。
 そんなテントを張っていない野宿労働者が各地から叫び始めました。「おれた
ちはここにいる」と。

 もっとも、「地域生活移行支援事業」とて内容は十分ではありません。家賃
3,000円で生活できるのは2年間に限定され、「臨時就労事業」と呼ばれる
公園清掃などの仕事の提供も最初の数カ月間。アパート入居後のフォローなどお
構いなしです。事業の目的はあくまで野宿労働者のテントを減らす点にありま
す。「新規流入防止」も目的です。「新規流入防止」は事業の対象区域を越え1
人歩きを始めており、先の例の通り、テントを張らせないどころか野宿さえさせ
ないものとして野宿労働者を野たれ死にの危機にまで追いつめているのです。
 そして、です。事業を利用するか否かは当事者に選択権があるはずです。が、
現在、これすら反故にされつつあるのが現状なのです。事業の対象区域で、管理
者が事業と工事とをセットにし野宿労働者のテントの一掃を目論んでいます。竪
川河川敷公園(江東区)然り、隅田川両岸(台東区/墨田区/中央区/江東区)
然り、です。

 私たちはテントを張っていない野宿労働者、張っている野宿労働者の「生」の
声を要求書にまとめ、8月9日、東京都に提出しました。しかし8月21日、か
れらは回答を拒否してきました。10月10日には、あろうことか質問書の受け
取りさえ拒んできました。事業、対策の責任団体である特別区人事厚生事務組合
は、質問書をもとに私たちとの話し合いに応じたのに、です。
 私たちは東京都との対決姿勢を強め、1歩も2歩も踏み込みます。11月6日
から10日まで都庁前で、全都の野宿労働者の有志とともにハンガーストライキ
(ハンスト)に起ち上がることをここに宣言します。

「対策から排除するな」
「追い出しをやめろ」
「東京都はおれたちの前に出てこい」

2006年11月6日

Created by staff01. Last modified on 2006-11-07 10:12:09 Copyright: Default

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