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「格差社会を考える11・1のつどい」に500人
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「格差社会を考える11.1のつどい」が11月1日に豊島公会堂で500人 の参加で開催された。

集会の内容は、争議支援が目的(?)の集会としてはパネルディスカッションが 目新しく、法政大学の浜村教授の話もわかりやすくてよかったと思います。 パネラーのJMIUの三木書記長からは、徳島で経営に偽装請負から直接雇用 を勝ち取った闘争の報告がありました。三木さんの「労働者の権利は法律で 定められているものだけてではなく、実態と要求に基づいて作られていくものだ」 という言葉は私の心に強くささりました。また、正規・非正規労働者が 団結して争議を闘ったから勝ち得た勝利だとも発言されていました。

一橋争議は私自身は裁判にも傍聴しに行っているので、はじめて 聞く話ではないのですが、話を聞いていて、もともと一橋経営がマイスタッフと いう派遣会社を作った事自体、組合排除の目的があったのでは、と思います。 一橋経営は争議を絶やさない会社ですし、そのたびに組合が出版労連と 一緒に闘ってきましたが、法律の網の目をくぐろうとして組合資格のある正社員 ではなく、派遣労働者を雇ったのだと思います。高裁までは見事に経営に法の網の目を くぐらせましたが、最高裁でもこれが通るのか、注目していかなければなりません。

これまで、「雇用の多様化」は女性に労働の場を広げていって、いいことだと いう考えもありましたが、結局は労働条件の引き下げでしかないことが明白に なってきました。また、集会では触れられていませんでしたが、請負・委託労働が、 何故偽装されるのかを考えた時に、請負・委託労働者がどれだけ権利もなく働かされ、 搾取されているかまでを考えるべきだと思いました。経営者が偽装したい程に 雇用関係のない、請負・委託労働者は法的には無権利の状態に置かれているのです。 私たちフリーランスは委託労働者にあたります。当該労働者としては更にもう一歩踏 み込んだ課題に少しでも触れてほしかった、とも感じました。

集会全体の、働き方がどうあれ、労働者の一番の力は団結すること、だという、 主張は賛同します。久々に、他の人から聞いた言葉でした。

 A.H/出版労働者


Created by staff01. Last modified on 2006-11-03 09:27:41 Copyright: Default

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