「ハチドリ」のような美しさ
教育基本法改悪反対リレーハンストを韓国山本労組の組合員が激励!
杜 海樹(文と写真)
現在、国会前では、「リレーハンスト&座り込み行動実行委員会」が教育基本法改悪反対のリレー
ハンストをおこなっている。新社会党も国会前で座り込み行動をおこなっている。
そこへ、韓国で解雇され闘争中の韓国山本労組第6次遠征団の3名が、11月30日午後、激励に
訪れた。韓国山本労組遠征団の3名は、教育基本法改悪反対のため、最後まで諦めずにたたかってい
る勇姿を前に、連帯のメッセージを贈ろうと、ユルトン(韓国でおこなわれている振り付けのある応
援歌のようなもの)を披露し激励した。国会前では、山本労組遠征団の力強い歌声が響きわたった。
韓国山本労組組合員は、会社から一方的都合に解雇されてから、すでに5ヶ月以上が経過している
が、頑なに口を閉ざす会社を相手に粘り強い闘いを継続している。韓国では、これから厳しい冬をむ
かえることになり、家族を含め、乗り越えなければならない問題は山積しているはず。しかし、そん
な厳しい状況であるにも関わらず、国が違っても、課題が違っても、おなじ人間として連帯できるも
のは連帯しようと声をあげる姿は実に清々しい。
今大人気の絵本に「ハチドリのひとしずく いま、私にできること」というのがある。山火事にな
ってしました森の木々にハチドリだけが水を一滴ずつ運んで火を消そうとするのだが、しかし、他の
動物たちは、何を無駄なことをと囁いてどんどん逃げていってしまう。しかし、ハチドリだけはそん
な囁きをものともせず、せっせと火を消そうとする。そして、ハチドリは「私は私にできることをし
ているだけ」という。「ハチドリのひとしずく」はそういう内容の絵本だ。
韓国山本労組の組合員や、国会前で座り込んでいる方々の姿には、この「ハチドリ」のような美し
さを感じる。
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Last modified on 2006-12-01 08:36:10
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