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レイバーネットTV「沖縄米軍基地・軍作業員の歩んだ戦後」
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「米軍基地で働いていたのは40〜50代の女性が多かった。沖縄戦を生き残った人、家族を失った人たちだ。戦争はこりごり。しかし基地の仕事しかなく、砲弾をつくったりベトナム戦争に加担させられた。生活のためとはいえ、その葛藤は大きかった」。米軍弾薬庫で19歳から働いてきた稲隆博さん(左)は、12日の「レイバーネットTV」で基地労働の実態を語った。「でもおばさんの力はすごかった。1963年には全軍労という労働組合をつくりストライキで闘ったが、その主力がこの女性たちだった」。基地労働者の話を丹念に掘り起こし『基地で働く―軍作業員の戦後』をまとめた沖縄タイムス記者・磯野直さん(右)は、「何度も取材拒否にあいながら83人の証言をまとめた。沖縄戦をくぐり貧困の中で良心を守ってきた一人ひとりのことを伝えたかった。戦争を繰り返さないためにも、歴史を残し受け継いでいくことが大事だ」と力をこめた。


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