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ポルトアレグレ報告 7
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河添です。

ポルトアレグレ市の中心街にあるインターネット屋からメールしています。ここは日本語フォントが使えるので便利です。

今日1月31日に世界社会フォーラムが閉会しました。
少々、疲れましたが、非常に刺激を受けた1週間でした。

前回のメールで、「メタルワーカーズ」という映画がおもしろかったと報告しました。

この映画は、現ブラジル大統領のルラがリーダーであった自動車部品工業の労働者の労働運動を描いたドキュメンタリーで、その運動に参加した労働者へのインタビューと当時の記録フィルムを組み合わせて編集したビデオ作品でした。

1970年代終わりから80年代初めにかけての大きなストライキに参加した労働者たちが、その運動に参加したことを誇りにしていて、その運動を中心的に担ったルラに対して大きな信頼を寄せていることがよくわかる作品でした。運動に参加した人生を誇りに思う彼らの姿は非常に感動的でした。

私たちは英語の字幕で観たのですが、ぜひ日本語版字幕を制作して、レイバーフェスタで紹介したいとつよく思いました。連絡先のメールアドレスも控えてきたので、日本に帰ったら検討を始めたいと思います。

この映画は、もう一本の映画「インターミッション」とあわせて上映されていました。「インターミッション」は、ルラ大統領が当選するまでの数週間のルラを追ったドキュメンタリーでした。ルラがどのような大衆的人気を持って当選したのかがよくわかる映画でした。

この映画を観ようとしたところ、映画館の窓口で、「チケットがない」と言われて途方に暮れていました。そこへ映画のチラシまきをしていた若いスタッフが私の困っている様子を見て声をかけてくれ、彼女が映画館の支配人にかけあって特別に補助イスを出して観させてくれました。ポルトアレグレまで地球の裏側の日本から来たということで特別扱いをしてくれました。ラッキーでした。

映画の話はこのへんで。


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