「泥ウソ」国賠、仙台高裁申し入れ行動に若者100人! | |||||||
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9月28日、仙台市内にて、「泥ウソ(「泥棒はウソのはじまりだった)」国家賠償裁判原告団主催の仙台高裁への申し入れ行動が100人をこす参加者で行われた。参加者の90%は他大学の学生やOBで東京・京都からも数多く駆け付けていた。 「泥ウソ」国賠訴訟とは、山形大が学寮の廃寮化を押し進める過程で、大学に異義を唱える寮生に対し、寮の清掃員を使ってスパイ行為をさせ、その真相を明らかにした寮生4名が大学当局の告発により清掃員に対する「監禁・強要」の容疑で不当逮捕されるという事件に対し、学生が国家賠償請求裁判をおこしたもの。(詳しくは各地で上映会が行われているドキュメント「泥ウソとテント村―東大・山形大廃寮闘争記」をご覧ください。「泥テン」HP/http://www.doroten.net/ 「泥ウソ」国賠HP/http://dorouso.hp.infoseek.co.jp/) 第一審の山形地裁では、不当逮捕の引き金となる告発を行った山形大学前学長の証人審問も行わないなど、事実調べも行わずに、2004年5月25日に請求棄却の不当判決をくだした。今回の行動は控訴した仙台高裁で10月25日に行われる第1回公判を前に裁判所に対して、事件の公正な調査・判断を求める申し入れ行動である。 昼12時からは仙台市内にある公園で決起集会を行った。先にも書いた ように参加者は20代の若者がほとんどだが、連帯のあいさつのはじめは、 全金本山労組の労働者からだった。「34年間、私達も悔しい思いをしな がら争議を闘ってきた。老若男女、労働者、学生ともに闘っていこう」 と発言。仙台市職労からは「憲法9条、行革問題も含めてともに闘う」 とアピールがあった。全国の各大学の学生からは、それぞれ自分たちが 大学当局から学生自治にかけられている攻撃などが話された。東北大有 朋寮の学生からは「自分たちの住んでいる寮も廃寮が決定され、寮生が たたきだされようとしている」と言い、東京の都立大の学生からは「石 原都政のもと、大学は死んだも同然になった。来年4月からは都立大は 廃止となり、首都大学東京となる。東京都に役に立つ大学にする為で、 役に立たない学部は潰される。学生自治がなくなる結果がこれ。学生自 治を取り戻す突破口はこの山形大学生の闘いだと思う」と発言した。は じめて行動に参加した日大の学生からは「大学をこえて学生自治を再認 識する場になった。人間の連帯はいつでも立ち上げることができる」と いう頼もしい発言があった。その他、京大、東大、京都精華大等、から も発言があった。発言の合間あいまに参加者から掛け声があったりと活 気ある集会だった。
集会の終わり間際、警察権力からの妨害があり、一時中断したが、最後に元気なシュプレヒコールでしめられた。 そして、16時から仙台高裁で支援者100人よる申し入れ行動が行われた。裁判所の書記官はロビーで「申し入れ書は7階の執務室でしか受け取れない。10名なら入れるがそれ以外は入れないから帰ってほしい」と言う。すでにロビーに書記官もおり、当該原告団が手にしている申し入れ書をその場で渡すだけであるにも関わらず、受け取りを拒否するという。原告団・支援者は「ここにいる100人は申入書に賛同している人たちで、申し入れ書は自分たちの目の前で受け取ってほしい」と粘ったが、申し入れ書を読み上げている途中から裁判所は「退去命令」と書かれた白い布を出し、制服警官などを呼び、原告団・支援者を強制的に追い出させた。 その後、市内の公園に場所を移し、抗議集会をやり、市内デモとなった。 集会の発言でもたびたび言われていた国立大学の独立行政法人化・教育基本法改悪の流れは、学生の自治、自治寮を潰し、若者の考える場所を奪っている。労働運動に若い人が集まらないのは、国が考える若者を弾圧し、運動に参 加させないようにしているからかもしれない。 学生たちはまだまだ少数ながらも真剣に運動に取り組んでいる。私達労働者も若い芽を摘む事を許してはならない。明日の労働運動を作っていくのも、彼等なのだから。 (A.H/出版労働者) ●「泥ウソ」国賠訴訟 仙台高裁 控訴審第1回公判 10月25日(月)15時〜 ●ドキュメント「泥ウソとテント村―東大・山形大廃寮闘争記」上映会予定 ・大阪上映会 ・大阪上映会 ・神戸上映会 ・東京大学駒場祭上映会 ※すべての上映会に当該東大学生・山形大「泥ウソ」原告団が参加して発言をします。 Created byStaff. Created on 2004-10-01 11:20:16 / Last modified on 2005-09-05 02:59:58 Copyright: Default |