「われら生コン労働者」試写会で多様なディスカッション | |
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●「われら生コン労働者」完成試写会の報告/松原明(ビデオプレス) 労組の枠をこえた多様なひろがり17日に日韓生コン労働者のドキュメンタリービデオ「われら生コン労働者」の完成試写会が、中野ゼロ視聴覚ホールで開催された。参加者は約50名。短期間の取り組みの割によく集まった。労組関係者は10人くらい。あとは映像関係者、市民、学生など多様な人達だった。中野ゼロ視聴覚ホールはプロジェクターを新調したため映写効果は抜群だった。 43分の上映後、今回のビデオの企画者である小谷野毅さん(全日本建設運輸連帯労組書記次長)のトークがあり、韓国で行われている「クルマ持ち込み制」が日本でも現実に労働者イジメの問題になっていて、名古屋の軽急便事件などにあらわれている等、わかりやすい解説があった。そしてディレクターの小林アツシさんのコメントのあと、会場での質疑が行われたが、なかなか興味深い感想や話が出た。 「映像の力を感じた」「これまで表面的にしか知らなかった韓国労働者の実態がよくわかった」「骨太の闘いに勇気づけられた」「生コン労働者がどんな仕事をしているのか、その重要性がわかった」などなど評価する感想が多く出されたが、逆に「一般向けにつくったということだがこのタイトルではだめ。“われら生コン労働者”では今の若い人は敬遠する」との厳しい指摘もあった。青年ユニオンのTさんは、最近ヨドバシカメラ派遣社員暴行事件の3分ビデオをつくった経験を述べ、ビデオを作って身近な労働問題を伝えていくことの大切さを訴えた。また、早稲田大学の学生が4名参加しており、大変関心を示していたのが印象的だった。 今回の上映会の狙いは、労働問題を労組の枠のなかだけで考えるのでなく、広く世の中に訴え、市民・学生と結びつけていこうという試みでもあった。そういう意味では、じつに多様な人々が集まり、多面的なディスカッションが出来て刺激的だった。すべての問題がグローバル化し、労働問題が社会問題に直結している今の時代だからこそ、労働側が大胆に映像を使って打って出れば、手応えが跳ね返ってくることもわかった。 全日建連帯労組では、今後、全国各地で上映会をやっていくという。なお、ビデオ「われら生コン労働者」は個人価格4000円(団体10000円)で入手できる。→全日建連帯労組 03-5820-0868 http://www.rentai-union.com/news/news12/news12.htm Created byStaff. Created on 2003-11-19 16:33:08 / Last modified on 2005-09-05 02:59:28 Copyright: Default |