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団子になってたたかおう〜裁判闘争合宿大成功
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団子になってたたかおう〜裁判闘争合宿が大成功

もっと当事者が創意工夫を!

 8月29〜31日、首切り自由は許さない!実行委員会が主催する「第一回裁判闘争交流合宿」が静岡県で開催された。2泊3日の大合宿には国労闘争団・全動労争議団・中小企業の争議団・一人争議団などを中心に66名が集まり、不当判決の流れをどう変えていくか、勝つために何をするか、裁判所の分析などさまざまな角度から「報告と徹底ディスカッション」が行われた。

 争議に勝利した経験をもつコーディネーターを軸にしたため、争議団の闘争報告会になりがちなこの種の会議に緊張感がうまれ、問題点をしぼって出し合う形で論議がすすんだ。その結果、「勝つためのヒント」に満ちたディスカッションとなった。「原告と弁護士の共闘ができていない」「法廷の訴訟進行を変える創意工夫を」「過去の判例にしばられず新しい判例をつくるつもりで」「裁判所の権威をとばす運動を」等々、共通して問題になったのは、主人公である争議団自身がもっと主体的になって、裁判と闘争を捉え返すことの大切さだった。

 特別講演は6つあって、どれも示唆に富むものだったが、とくにハンセン病原告団の谺雄二さんの話は圧巻だった。「このままでは死んでも死にきれない」と人権回復に立ち上がり、療養者組織の中でも少数派だったこだまさんたち原告団が、どうやって裁判に勝ったのか、世論とマスコミ、政府をどう動かしたのか、そして多数派になって成果をあげたのか。「もっともひどい被害実態をわかりやすく伝えた」「現場を見せた」という中で支援を拡げ、相手を変えていった谺さんの話は運動の原点だった。

 ナショナルセンターをこえて合宿に集まった人々は、「団子になってたたかおう」を合い言葉にこの秋、「ふざけるな裁判所! 最高裁包囲行動」を大きく展開することを決めた。また合宿には、不当廃業とたたかう韓国シチズン労組3名が参加してアピールを受けた。

↓韓国シチズン労組が歌を披露


Created byStaff. Created on 2003-08-31 20:57:04 / Last modified on 2005-09-05 02:59:23 Copyright: Default

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