連合・全労協のメーデーに参加して | |
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片柳です 今年は全労協と連合のメーデーに参加してました(昨年は全労連と全労協でしたの で) 「働く者の団結で生活と権利、平和と民主主義をまもろう」「働くものの連帯で 平 和・人権・環境・労働・共生 に取り組み、労働を中心とする福祉型社会を実現し て、自由で平和な世界をつくろう!」 というスローガンに文句のある方はそんなに多くはないと思います。 問題はスローガンや言葉尻ではないからです。 連合はNGO(非政府組織)として再生するんだと主張し、アジア太平洋資料セン ターや反差別国際運動や部落解放同盟といった団体をメーデーの舞台に登壇させてい ました。(本当にお互いが手を取って協力して困難に立ち向かっていって頂けるのな ら歓迎するところですが・・・。) 非政府組織と言う割には、最初に挨拶にしたのは坂口厚生労働大臣、次に発言したの は浜渦東京都副知事、その次に民主党菅代表、次に社民党土井委員長、次に自由党藤 井幹事長でした。 以上の方って、非政府組織の方なんでしょうか??? 私、眼が悪くなったのかしら?? 肝心の労組の方のご発言はついに耳にできませんでした。 浜渦副知事は、東京都独自の職業紹介システム「仕事センター」を作るからと都政を PR、菅代表は民主党の小宮山議員擁立に向けて笹森連合会長が真っ先に協力してく れたとしきりに御礼を述べ、自由党藤井幹事長は公務員法改悪に反対と公務員労組に アピールをしてました。なぜか土井委員長だけは北東アジアに非核地帯を作ろうとし めくくり労組に媚びはうっていませんでしたけど。 会場では一番目立つ所に社民党と民主党の桃太郎旗を立ち並べ、いかにも民主=社民 という光景を演出していらっしゃったようでした。 会場では音楽祭やら、NGOのテントが多数設営されていましたが、政治家のご挨拶 が終わるとともに、会場に集まられた組合員の方々は、会場に設置された各種のテン トには目もくれず、あっという間に人が消えて行きました。NGOのテントだけ取り 残されたという閑散たる光景でございました! 全労協会場で挨拶をした社民党・保坂議員は、国会での個人情報保護法の審議にふれ 「労働組合の機関誌は報道に値しないと言われている」、(つまり労働組合が報じる ものは、国会の中では、メディアとは認知されていないので、取り締まりの対象にさ れるんだよ)と危険性を指摘、また「5000名の名簿くらい組合でもっているで しょう。PCソフトの名簿も対象になる」と取り締まりの対象になる危険性を述べて いました。 しかし、その保坂議員、30分後には連合メーデーの土井委員長の後ろに座って手を 振っていましたけど・・ これも私眼が悪くなったのかしらん?? 大手マスコミはたいしたメーデー報道はなさいませんでしたが、実態は上記のよう だったので、こういうことを一人ぐらい発言してもいいんじゃないかと思い書かせて いただきました。 おかいいものは、おかしいのです。 Yoshimasa Katayanagi
片柳 悦正
cubacomm@mail4.alpha-net.ne.jp
Created byStaff. Created on 2003-05-03 13:29:43 / Last modified on 2005-09-05 02:59:16 Copyright: Default |