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働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう

　
2002年5月1日東京亀戸中央公園で全労連などによる第73回中央メーデーが開催され、8万人の労働者が集まった（主催者発表）。今年は、建設労働者が製作した装飾車が目をひいた。小泉政権の「構造改革」が労働者の雇用と生活を破壊するものだという意識が広がっていた。

会場では、とりわけ政府の医療改革や都の行革による病院リストラに抗議するナースたちの姿が目立った。人減らしによる過密労働と賃下げ、統廃合による雇用不安が深刻となっていることを訴えた。

9・11後の戦争と日本の戦争協力に異議を唱え、今国会で出てくる侵略戦争体制づくりのための有事法制に反対し、憲法9条を守ろうと訴える若者の姿も多かった。フリーターなどの組合は、最低賃金を引き上げ、誰でも時給が1000円以上とすべきだと主張。

要求スローガンには、リストラ反対、成果主義賃金反対、サービス残業撤廃、失業者の生活保障、若者の就職難解消、男女差別撤廃、解雇規制緩和反対、非正規労働者の労働条件改善、ILO公契約条約批准、医療・年金改革反対、最低保障年金確立、公的責任で保育所増設、課税最低限引き下げ反対、地域経済活性化、WTO協定の見直し、30人学級、教育現場への日の丸・君が代強制反対、国立大学の独立行政法人化反対、財界寄りの行革反対、石原都政の福祉切り捨て反対、9条守り憲法調査会反対、日米安保条約廃棄、多国籍企業規制と国際労働基準確立、有事法制阻止などが含まれていた。

※宣言文などの詳細はこちらへ

photo JNK