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レイバーネット日本 <コラム>

ホームページの作り方から始まった
高幣 真公(運営委員・国際部担当)

レイバーネット日本にコラム欄を作ろうと提案したら、「まずお前から始めろ」というわけで、登板になった。

海外から圧力で「開国」ではなく、レイバーネット日本を設立して早3ヶ月。毎日100件ばかりのアクセスがあり、まずまずの成績だと思う。インターネットが労働運動に有効な手段であることを証明することがこのサイトの存在意義だ。

事務局長を引き受ける松原明さんがインターネット超初級塾を開設して、初心者に出前でパソコンの手ほどきをしている。今の日本の労働運動家は中年が多く、パソコンに触ったことがない人が大半だ。そんな人々がインターネットを使うことで労働運動が変わり、活性化するのではないかと思う。労働組合がホームページを開いている例は非常に少ない。レイバーネット日本の仕事は組合や活動家のホームページをつなぐことである前に、ホームページを開くようにオルグすることから始めなければならない。

私の属するAPWSL(アジア太平洋労働者連帯会議)日本委員会もホームページを開設して3年経過し、メーリングリストを始めて一年経つ。パソコンを買い、インターネットを始めるメンバーが増え、ようやくその便利さが理解され、活発に活用されてきた。加盟15ヶ国間のコミュニケーションも、メールが一般的になり、質量ともに増大した。

インターネットに国境がない。だが、レイバーネット日本のページに海外からアクセスして何が見えるのか?写真やイラストのほかは文字化けした日本語しかないのが現状だ。国境はないのに大きな「壁」が厳然と存在する。それを取り除くことが、私が担当する国際部の使命だ。一昨日の事務局会議で国内の英語ページをつなげることから始めようと決めた。

会議後の飲み会の冒頭、松原さんは原稿をホームページに載せる方法(タグを覚えずにタグを使う方法)を大学院生に教えていた。労働組合活動家にホームページの見方や作り方を教えるところから、レイバーネット日本の運動は始まっている。(5/12)


Created byStaff. Created on 2005-09-04 20:40:41 / Last modified on 2005-09-04 20:43:44 Copyright: Default

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