トップ 前半日程[労働] 後半日程[農民] 呼び掛け/賛同 韓国の動き 2004/11月行動 |
03年9月にメキシコ・カンクンで開催された第5回WTO閣僚会議は、不公正な貿 易ルールによって苦しめられてきた全世界の人々、とくに「南」の諸国の農民の強い 反対を背景に、何も決められずに閉会しました。その後、新たな合意の形成に向けて 交渉が続けられてきましたが、主要に関税引き下げの方法や、米国・EUの農業補助 金の廃止をめぐって、交渉の行き詰まりが伝えられています。一方、各国政府は、F TA(自由貿易協定)/EPA(経済連携協定)を通じて、WTOで目指してきた不 公正な貿易ルールの確立を、WTO交渉よりもさらに閉鎖的な方法で進めています。経 済協力の拡大や東アジア共同体などの構想が繰り返し語られている反面、FTA(自 由貿易協定)/EPA(経済連携協定)が何を目指しており、私たちの仕事や生活に どのような影響を及ぼすのかがほとんど知らされていないのが現実です。また、日韓 FTA交渉は、2005年中に合意という目標にもかかわらず、昨年11月以降交渉 が中断し、再開のめども立っておらず、むしろ日本政府によって靖国問題や教科書問 題など、日韓の協力と友好を妨げる政策が強化されてきました。
韓国では、民主労総、農民連盟をはじめ広範な社会団体や、KoPA(自由貿易協定 ・WTO反対に反対する民衆行動)が、WTOや日韓FTAに反対する広範な闘いを 組織し、昨年11月に東京で開催された第六回会談に対しては90人の代表団が来日 し、日本の労働組合・農民団体・市民団体と共に抗議行動を行いました。これらの運 動団体は、11月に釜山で開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力機構)閣僚会 議・首脳会議に反対する行動への各国からの参加を呼びかけており、12月WTO香 港会議に対する行動にアジアの多くの運動団体が共に参加することを呼びかけていま す。「WTO/FTAを問う全国連鎖行動」のために来日される民主労総の代表を迎えて、 韓国と日本の運動の現状についての情報や経験を交流し、これからの両国の運動間の 協力・連携について話し合うための集まりを企画しました。是非ご参加ください(受 付にて、カンパ500円を集めさせていただきます)。
9月13日(火) 午後6時半〜8時半、エルおおさか研修室1
(京阪/地下鉄谷町線天満橋またはJR東西線大阪天満宮下車)
ATTAC関西グループ