トップ 前半日程[労働] 後半日程[農民] 呼び掛け/賛同 韓国の動き 2004/11月行動 |
「日本は貿易の自由化の恩恵を世界でも最も享受してきた国の一つであり、今日の経 済的繁栄は自由貿易に基づくもの」(外務省パンフより)といわれ、いま、WTO(世 界貿易機関)やFTA(二国間・地域間の自由貿易協定)の交渉が、政府や経済界の主 導で進められています。しかし、問題はないのでしょうか?
WTOは、今年の12月に香港において加盟国の閣僚会議が開かれ、農産物や鉱工業 製品、サービス、知的所有権など多くの分野に関して、関税や国内政策、輸出補助金な どの大枠を決める「モダリティ」の合意を図ることになっています。そして、2006 年中に最終決着を図るとされています。
一方、WTO交渉がなかなか進展しないことから、手っ取り早い交渉が期待されるF TAの流れはとどまるところを知りません。日本は、これまでにシンガポール、メキシ コとのFTAを締結、フィリピン、マレーシア、タイとも大筋合意され、現在、韓国、 ASEAN(東南アジア諸国連合)との交渉が行なわれています。
しかし、WTOは、前回、2003年のメキシコ・カンクンや、1999年のアメリ カ・シアトルでの閣僚会議では、先進国主導の交渉に対して、途上国やNGOが強く反 発し、決裂しました。いまも、先進国と途上国、農産物輸出国と輸入国、多国籍企業と 地域産業など、さまざまな対立が続いており、世界的なNGOも「これ以上の貿易・投 資の自由化の合意をすべきでない」と訴えています。
また、FTAも、WTO以上に自由化を推進するもので、経済的強国が弱国を従わせ るということが起こってきます。また、協定を結んだ国とそうでない国との差別・排他 性、企業の自由な活動を推進するために各国の労働基準や環境政策を後退させることや 、交渉の経過が非公開で秘密裏に進められているという問題も指摘されています。
さらに、WTO/FTAが推進する経済のグローバル化の過程で、貧富の差は拡大し 、食の安全や環境の悪化、労働者の権利の侵害など、さまざまな弊害がもたらされてい ます。
私たちは昨年11月、韓国からの90名もの労働者、市民団体の人々とともに、日韓 FTA交渉に反対する活動を行ないました。その経験・交流を基礎に、今年の9月上・ 中旬に韓国の労働者・農民活動者を招いて、各地でWTO/FTAを問うための連鎖集 会・行動を計画しています。
韓国では、日本やチリとのFTA交渉などに対して、労働者や農民、地場企業から激 しい運動が起こっています。こうした人達との交流を通して、全国でWTO/FTA問 題を考える契機とし、グローバリゼーションを問い直していきましょう。そして、その 力を、12月13日からの香港WTO閣僚会議、それに先立つ、11月の韓国・釜山で のAPEC(アジア太平洋経済協力)閣僚会議に対する行動へとつなげていきましょう 。
WTO/FTAを問う全国連鎖行動に賛同していただける個人・団体を呼びかけています。
皆様のご賛同・ご協力をお願いします。
◎下記のFAXまたはメールでご連絡をお願います
FAX=03−5684−5870
メール=nowtofta@yahoo.co.jp
◆ 〜香港・釜山にむけて〜 WTO/FTAを問う全国連鎖行動に賛同します。
団体名・個人名(肩書きなど):
ご連絡先 電話: FAX:
Eメール:
住所:〒
公表: 可 不可 (いずれかに○印を付けてください)
◆参加賛同金について
韓国からのゲストの諸経費等に充てさせてもらいます。複数口のご賛同をお願いできれ ば幸いです。
◎賛同金:一口団体5000円、個人2000円
◎郵便振替口座:口座番号:00160−3−612549
名義人:WTO/FTA連鎖行動
0x08 gra 《連絡先》
◆脱WTO草の根キャンペーン実行委員会
東京都文京区白山1-31-9小林ビル3F アタック・ジャパン気付
◆「異議あり!日韓自由貿易協定」キャンペーン
東京都台東区上野1−1−12新広小路ビル5階 全統一労働組合気付
東京都文京区小石川1−1−10−105 日韓民衆連帯全国ネットワーク内
《連絡担当者の電話》 土松(080−5690−8686)、市村(080−308 0−0650)
《関連ウェブサイト》レイバーネット日本:http://www.labornetjp.org/Campaign/ 2005/nowto
《専用メール》nowtofta@yahoo.co.jp