韓国:尹鍾五「必ず労働法改悪を阻止する」 | |||||||
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「必ず労働法改悪を阻止する」ワーカーズ8号 インタビュー - 蔚山で初の労働者国会議員、尹鍾五当選者
キム・ヨンウク記者 2016.05.06 14:28
公安当局がかわいそうに見える程、とんでもない動きだ。 造船産業の構造調整がかかった蔚山で、尹鍾五(ユン・ジョンオ)蔚山市北区当選者を執拗にねらった。 民主労働党-統合進歩党出身の尹鍾五(ユン・ジョンオ)候補と、隣の蔚山東区のキム・ジョンフン候補は、選挙中、ずっと従北攻勢に苦しんだ。 保守言論は4.13選挙の途中、構造調整に追いやられた強硬な労組が二人の候補を支持しているため、当選が有力だといった。 特に検察は選挙中に異例の押収捜索、選挙直後の二回の押収捜索でユン当選者をくたくたに叩いた。 当選者個人の携帯電話まで押収した。 ユン当選者はこうした検察について 「(選挙法違反の事実が)ないのに過度に作ろうとするから、検察は大変のようだ」と余裕で話した。 そのため、尹当選者の今後の動向が関心を引く。 尹当選者は民衆連合党や正義党への入党には線を引いた。 ユン当選者は「労働中心進歩大統合党」を建設すべきだと強調した。 4月21日、民主労総のハン・サンギュン委員長との面会でも、 キム・ジョンフン当選者とともにこうした意を伝えた。 ハン委員長は労働法改悪の問題を要請した。 この日の午後、民主労総中央執行委員会の会議の最後に参加し 「今回の選挙はすべての労働者が固く団結してまともな進歩政党を作り対応することで、 労働法改悪も阻止し、労働者の権益も守れるということを見せた」とした。 尹当選者は労働者密集地域の蔚山で初の労働者出身国会議員になった。 1986年に現代自動車に入社し、1987年の労働者大闘争を体験しながら労働運動を始めた。 政治に足を入れたのは、1998年の現代自動車構造調整(整理解雇)阻止闘争を体験した後だ。 現場闘争だけでなく、労働者代表を地方議会や国会に送り、政治勢力化をするべきだという労働界の切実さが発端だった。 整理解雇反対闘争の当時、尹当選者は労組の組織争議室長になり、いつも集会で司会をしていたので、顔が知られていた。 周辺の勧誘で基礎議員に立候補して、なぜか当選した。 そのようにして始めた政治の動きはその後、蔚山広域市議員、蔚山広域市北区庁長、国会議員へとつながった。 労働現場の支持を超え、親環境無償給食センターを推進して主婦教室を開くなど、絶えず地域住民と対話して信望を得て実現した結果だ。 区庁長だった時は路地商圏を保護するために、倉庫型大型ディスカウントストアのコストコの建築許可を出さず、 検察からの告発と民事訴訟で、3億6700万ウォンの損害賠償の判決も受けた。 当時、5万の市民と国会議員116人が尹区庁長救命運動に署名したのは有名だ。 尹当選者は20代国会で環境労働委員会を常任委に選ぶ予定だ。 最優先の目標は労働法改悪阻止だ。 無所属という限界をどう克服するかがカギだ。 進歩的議題について院内で正義党と協調して労働法改悪対応の程度を探る予定だ。 ただし、正義党の議席6議席に進歩無所属2議席を加えても8議席。 尹当選者は国会外での労働界の絶対的支持に基づいて限界を突破しようとしている。 尹鍾五(ユン・ジョンオ)当選者の労働運動の時期から自治体長、 その後の議会活動の計画を聞いた。 当選をお祝いする。公安弾圧にもかかわらず61%の得票という圧倒的支持で勝った。核心の勝利の背景は 北区住民と労働者の圧倒的な支持のおかげだ。 政府の労働法改悪を阻止しろという民衆候補一本化から、 民主労総と現代自動車をはじめとする地域の労働者たちがいつよりも積極的に支持してくれた。 さらにセヌリ党の蔚山政治独占を止めろという野党圏一本化も無事に実検した過程がシナジー効果をあげたようだ。 また、理念論争と理念攻勢が、もう地域住民に通じないことを超えて、逆風を呼はなかったようだ。 統合進歩党の解散に対する有権者の本当の判決が今回の選挙であったと見ることができる。 民主主義を否定する勢力は、進歩党ではなくセヌリ党と朴槿恵政権であることを住民が票で直接判決したのだ。 区議員から始めた進歩政治一筋の道が、市会議員、区庁長を経て十分に検証されたことも役割を果たしたと考える。 統合進歩党に対し有権者の本当の判決が下されたというが、その問題が争点になったのか 相手候補が(私に対して) 「統合進歩党の復活だ。復活を防がなければならない」というように接近した。 従北理念論争にもかかわらず、3分の2近い住民が私を選択したのは政党解散の判断は国民がするものであって、 憲法裁判所を使って強制解散できるものではないということに同意したと思う。 評価の基礎ではないが、評価の一部分と見られるということだ。 某言論インタビューで特戦司令部出身者だと自ら紹介したが 特戦司令部出身者で、報勲家族でもある。 今回の選挙の時に安保サポーターも強調した。 一度も民間防衛訓練を欠かしたことはない。 (区庁長の時に)乙支フォーカス訓練もきちんとやり、中央政府が国家安保をしっかりしろという部分に最善を尽くした。 検察の捜査がイベントで終わりそうではない。先週には携帯電話も押収された (選挙法違反が)ないものを作ろうとするのだから、検察がどれくらい大変だろうか。 堂々としている。 (検察が不法選挙事務所だと目星をつけた)「同行」という事務室は、私が代表であるだけで、誰でもカフェのようにお茶飲める空間だ。 運動員が少し休んだことで過度にないものを作ろうとするから検察は苦しんでいるようだ。 朝鮮日報が蔚山が戦闘的労働運動の本山である上、現代重工などの経営悪化で強硬な労組ができて労使対峙が激化する状況に乗った(「統合進歩党に食われた蔚山、食われない巨済」、2016.4.11.)と書いた 完全に間違った分析ではない。 しかし表現とその原因を縮小する報道の方向に問題がある。 李明博、朴槿恵政権の間、 反労働、親企業政策で非正規職は数もわかない程に拡散し、 青年失業は史上最大値なのに、法人税削減など大企業のための政策は続いた。 労働者の選択肢は多くない。 もっと強く集まって反労働政策を審判する投票をするほかはない。 強硬労組を恨む前に、経済危機の一次的な責任がある財閥総師と現政権に責任を問うことが優先だ。 民衆連合党と線を引いているが、当選者は最後まで統合進歩党に残った。統合進歩党にいた人が多数合流した結合した民衆連合党に行ってもよかったのに、無所属で立候補した背景は 多少前提が誤っている。 特定政党(民衆連合党や正義党)が民主労働党から統合進歩党までの進歩政治の歴史を継承しているという認識は、まだ検証されていない。 特定の政党に入党するより、現在分裂している進歩陣営を労働が中心の一つの大統合党に集める過程が優先だ。 入党すれば片方に力を与えることになるかもしれないが、根本的な解決策ではない。 選挙の前から主張し続けてきたが、確実な「労働中心進歩大統合党」を建設するというのが私の立場だ。 区庁長時期の活動は正義党とも大きな違いはない。正義党に参加する可能性は 前にも言ったが、特定の政党には参加しない。 コストコ建築許可返戻をはじめとする区庁長時期のさまざまな進歩議題は、 どこかの政党と似ているという観点ではなく、進歩政治、進歩行政なら当然やるべきことだ。 進歩政治家としては初の無所属当選だが、キム・ジョンフン当選者とかなり歩調を合わせているようだ。もしかして二人が党を作る計画はないか 「労働中心進歩大統合党」の建設に力を集めるという意見は、キム・ジョンフン当選者も違わないと考える。 その形態と方向については民主労総をはじめとする労働団体や進歩的市民社会と一緒に考えていく計画だ。 今後進歩政治の方向を悩んでいるならば 分裂した進歩政治では市民に希望を与えることもできず、実現する力も持てない。 進歩陣営がすべて共に集まって統合した新しい姿を見せることが重要だ。 共に力を集めてほしい。 2014年に北区庁長再選に失敗し、また現代車工場に復帰したという履歴が興味深い。16年間、政治に身を置いてまた工場に戻ると思うと面白くなかっただろう。どんな部署に行ったのか 艤装1部に行った。 アクセントなどの車両を作る組み立てラインだ。 現場を離れていたが、コンベア労働者だという思いを捨てたことはない。 政治家はたいてい戻る所がないが、どこにあるのか? だが大韓民国最高の会社だとしても、公務員組織を率いていた一地域の首長だった人が現場で組み立て仕事をするということは、人間として気持ちがつらい時もあった。 それでもそれ自体が自ら振り返り、鍛え直す時間だった。 2014年の区庁長敗北と今回の当選の差は 最大の要因はやはり野党圏分裂だと思う。 当時、野党圏候補が乱立していたし、見解の違いで一本化できなかった。1.8%の差で惜敗した。 この経験が20代総選挙では、民意を一本化に集める結果を生んだのではないかと考える。 現場で働いていた時、現代車労働組合は労働法改悪ゼネストなどに参加しないなど積極的ではなかった。現場で直接感じた労働法改悪の体感は 現場に温度差はあるが、労働法改悪を阻止すべきだということにはみんな声を揃えた。 ただ、指導部が積極的でなかったのが多少残念だった。 その結果が次の指導部選挙で表出されたのではないかと思わなくもない。 労働法改悪阻止のための具体計画があるか 民主労総戦略候補だっただけに、労働界の絶対的支持が最大の力になるだろう。 与小野大の総選挙の結果は、労働法改悪に反対する国民の明確な意思が反映された。 民衆一本化と野党圏一本化で確認されるように、志を同じくする野党と労働法改悪を必ず阻止したい。 どんな常任委を考え、どんな活動を計画しているか 労働者国会議員として当然、環境労働委が第一だ。 補佐陣の構成は議論しているところだが、現場労働者を対象に名誉補佐官のような制度を構想したりもしている。 現場の声がそのまま国会に反映されるように、現実的な方案を検討する予定だ。 やさしい解雇を防ぐための立法活動を最優先に置いている。 労働法改悪阻止を超え、現労働法が認める整理解雇までも要件を厳格に制限し、最小化させたい。 非正規職拡散を防ぐためにも特別法を制定して、派遣法廃止推進などの関連法整備に最善を尽くす計画だ。 造船所構造調整の問題が政界の主要問題に浮上した。まさに蔚山地域の懸案だ 現代重工労組のペク・ヒョンノク委員長が一方的構造調整はだめだといった。 私が共感する立場は、こうした議論の過程に労働組合の代表を参加させて議論すべきだということだ。 一方的に決定して通知する方式は抵抗の可能性が高い。 この問題だけでペク・ヒョンノク委員長に会ったりもしている。 現代重工労組と協議して、できる役割を分担してするつもりだ。 与小野大を作り真っ先に野党が持ち出したのが構造調整と労働法一部通過だ。手順のとおりに行っている 国民の党がとても心配だ。 労働法改正の問題は、すでに韓国労総まで労使政委から脱退するほどだ。 全く妥協点がない状態で、野党が先導するということは政治主導権を握ろうとする目的でしかないように見える。 野党が労働界の声をもう少し傾聴して、対応しなければならない。 最後に一言 蔚山初の労働者国会議員で、現場労働組合幹部を経て区議員、市会議員、区庁長、国会議員までした唯一の進歩政治家としても過言ではない。 選挙中盤から注目されているが、それだけ肩の荷も重く、無限の責任も感じる。 初心を失わず、社会的弱者の側できちんと代弁する議員になる。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2016-05-12 15:45:23 / Last modified on 2016-05-12 15:52:16 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |