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韓国:金属、総力闘争-全面ストを放棄...中央交渉で意見接近
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金属労組、総力闘争-全面ストライキを完全に放棄したか

韓進重、ユソン企業闘争の孤立を憂慮...中央交渉で意見接近

チョン・ジェウン記者 2011.07.13 16:20

中央交渉中の全国金属労組(パク・ユギ委員長)と金属産業使用者協議会が7月 13日午前2時、かろうじて意見を接近させた。これで今年の金属労組傘下の地域支部と 支会の多くが支部集団交渉と支会交渉で続々と労使合意するものと見られる。

だが中央交渉妥結により、韓進重工業、ユソン企業など、労使紛争が深刻な 事業場の闘争が孤立しかねないという憂慮が高く、労働界内部の今後の計画に 注目されている。

労使は7月12日午後4時40分、会議を中断した後、縮小交渉を繰り返し、13日の 午前1時45分に本交渉を再開、午前2時に最終的に意見を接近させた。

▲7月13日未明、パク・ユギ労組委員長とシン・サンシク金属産業使用者協議会交渉代表が2011年中央交渉意見接近案に署名し、握手をしている。[出処:金属労組]

合意内容は主に、金属産業最低賃金額、法定最低賃金案+90ウォン、発ガン物質 根絶のための具体計画(条項新設)だった。労働時間短縮と交代制変更について、 労使は金属労使共同委員会と実労働時間短縮小委員会に渡した。意見接近案に よれば、この委員会は来年の9月まで運営され、この委員会で労使は、労働時間 短縮および交代制改善法案と共に、施行の日程も協議して決めることになる。 特にこの委員会では、総雇用保障と生活賃金保全方案についても協議して議決 する。また、金属労組によれば複数労組窓口単一化制度に関する要求のうち、 複数労組について労使が合意する自律的交渉方式を遵守すると合意した。

だが労組が要求している非正規職の段階的正規職化内容は、今回の意見接近案 には、何も含まれていない。

パク・ユギ委員長は「発ガン物質関連の合意は完ぺきでないが、新設の条項で、 意味があると評価する」とし「不法派遣・非正規職の正規職化問題は、労組の 内部会議で会社が提示した通りに受け入れれば、会社がこれを変形し、大法院 の判決より低い程度で労使合意しかねないという実効性の問題が提起されて 合意できなかった。残念だ」と伝えた。

代議員大会の決定守られず...『現実論』

パク・ユギ委員長「金属労組の根本的な問題に直面」

中央交渉が妥結し、韓進重工業、ユソン企業支会闘争の連帯が拡がらず、孤立 しかねないという提起がある。

特に5月30日、金属労組は、△6月3日金属労組15万共同残業拒否闘争、△ユソン 企業事態解決のための金属労組のすべての努力にもかかわらず、事態が解決 しなければ、6月下旬金属労組全面ストライキおよび総力闘争を展開すると全員 一致で決めた。だが総力闘争と全面ストライキは行われず、7月6日の地域別- 地域別の2時間以上のストライキで終わった。

中央交渉の金属労組が労働委員会の『調整中止』で合法的な争議権を確保した後、 中央交渉と韓進重工業とユソン企業などの核心闘争事業場に突破口を作るために 集中闘争をするという予測ははずれた。

代議員大会の決定事項を破り、中央交渉で意見を接近させた理由は、労組内の 現実論が作用したと見られる。

パク・ユギ委員長は〈メディア忠清〉とのインタビューで「昨日、中央交渉の 前に地域支部長が集まり、中央執行委員会(中執)を開いてストライキの動力を 確認した。中央交渉闘争を続けることが有利か、はやく決着をつける方が有利 かを確認した」とし「代議員大会の決定は正しい。だが争議行為の賛否投票も して、7月6日2時間以上ストライキをした時に集まったのは、28000人だった。 私たちの水準を確認した」と話した。

また、パク委員長は今回の決定について「現代車、起亜車労組がストライキを せず、現代車の部品メーカーへの支配介入が露骨になっていて、部品メーカー 労組が負担を感じている。完成車労組が動かなければ、部品メーカー労組は どの程度ストライキに賛同するか、地域でストライキ隊伍を組織的に指導できる かなど、現実的な悩みがあった」とし「金属労組は根本的な問題に直面した」 と明らかにした。

中執に参加した某氏は〈メディア忠清〉とのインタビューで「中央交渉が妥結 し、地域支部の集団交渉と支会の交渉をはやく妥結しなければならないという 意見が強かった」とし「闘争事業場対策についての検討はなく、代議員大会の 決定をなぜ守らないのかという提起もなかった。8月初めの夏休み前に交渉を 妥結しようという意見が強かった」と当時の中執の雰囲気を伝えた。

また、「懸案問題について金属労組が責任を取れないという悩みはしたが、 物理的に仕方ない絶望と挫折がさらに大きかったようだ。そんな姿が今回の 中央交渉での意見接近案として現れ、この2年間の金属労組の状態をありのまま 示したと思う」という意見を伝えた。

一方、中央交渉の結果により、金属労組は13日4時間部分ストを撤回して、釜山 の韓進重工業と忠南ユソン企業に分かれて、民主労総(キム・ヨンフン委員長)と 幹部集会を開いた。

パク・ユギ委員長は闘争事業場が孤立しかねないという憂慮に対し「地域支部 を中心として、未妥結事業場を中心の闘争計画を配置して、程度を上げて行く 予定だ。金属労組は労組として、今日、韓進重工業の集会に参加し、民主労総 委員長のハンスト場に結合する。16日にはユソン企業、24日にはソウルで集会 を開く」とし「来週の会議で韓進重工業とユソン企業に関する闘争計画を議論 する」と伝えた。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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