全北道、民主労総記者会見「不可」...「道庁で最後まで見届ける」

全北道、バスストライキ解決の意志はないか

6月28日、道庁ブリーフィングルームで開催される予定だったバス対策委と民主 労総全北本部(民主労総全北)の記者会見が、道と警察の封鎖で失敗、バス労働 者と民主労総全北、バス対策委は道庁玄関前で無期限野宿座り込みに突入した。

民主労総全北は「200日以上、労働者の正当な闘争を無視し、悪質事業主をかば う全北道の姿に失望したが、記者会見を遮る反民主的な態度に怒るほかはない」 と全北道の態度を強く批判した。

▲全北道の封鎖で補助金支給を批判する記者会見は失敗した。［出処:チャムソリ］

民主労総全北、「不法行為をした会社に補助金とは!」

この日の記者会見は、全北高速の不法労働行為を糾弾し、最近全北高速に1、2 分期の補助金15億余ウォンを支払った全北道を糾弾して、バスストライキ解決 を要求する内容だった。

民主労総全北は「全北高速は用役チンピラの常駐と暴力社主、交渉回避、不当 配車、不当解雇など、労働弾圧のデパートだ」と規定した後、「法院も労組が 申請した団体交渉応諾仮処分と代替人材禁止仮処分などを認め、バス労働者の 闘争に正当性を付与した。ところがバス問題を解決する努力をするべき全北道 が全北高速に補助金を支払うことで、不法行為をかばっている」として今回の 補助金支給を強く糾弾する予定だった。

しかし全北道は警察庁の規定を引用し、全羅北道を非難する内容の記者会見を 認めないとバス対策委と民主労総全北側に伝えた。

バス労働者、「終末を見よう」

民主労総全北とバス対策委はこの日の記者会見が失敗したことで、直ちに無期限 道庁前野宿座り込みに突入すると宣言した。そして208日間ストライキ闘争を 続けている全北高速労働者たちも野宿座り込みの隊列に賛同した。

▲全北高速労働者たちはバスストライキが解決するまで道庁で野宿すると意志を明らかにした。［出処:チャムソリ］

バス本部のナム・サンフン本部長は「道知事が動いてストライキが解決するま で補助金を支払わないと約束したのに、補助金を支払ったという事実は失望だ」 と評価した後、「全北道の補助金支給は資金難にある全北高速の喉笛を開くもので 労働者との対話を拒否する全北高速の態度をあおる格好」と話した。

この日、ほとんどのバス労働者は全北道の補助金支給にとても怒っていた。特 に、使用者側の対話拒否で長期化している全北高速労働者たちは、信じていた 地方自治体まで労働者を裏切ったと、うなだれた。

バス本部、「全北高速、補助金で投機」

一方、ナム・サンフン本部長は今回の道民の血税の補助金が全北高速の財布に 入ると予想した。

ナム・サンフン本部長は「全北高速の株主総会が30日に予定されている。この 日の株主総会では、株主の交通費と旅費などで、おそらくバス一台当り30万 ウォン程度が支払われる」と話した。

続いて「全北高速の副社長は、夫人と本人が株式として保有するバスが40台以 上あると知っている」と述べ、「この日、交通費として支給される金額は6000 万ウォン程度になるだろう。資金圧迫に苦しみ、補助金を受けている会社なの に、株主に支給される交通費がどんなお金か」と疑問を提起した。

これまで全北高速は、株主総会のたびに慣例として約30万ウォンの交通費を 支給してきたという。

ナム・サンフン本部長は「バス労働者たちは路上に居座って苦しい闘争を続け ているのに、全北高速は補助金を受け取り、このような使いかたをしているこ とに腹が立つ」とし「キム・ワンジュ道知事は、今までたった一度も全北高速 の労働者の所には来ずに放置し、使用者側をかばうだけでとても失望している」 と、今回の補助金支給と全北高速への見解を語った。

続いて「この機会に、全北道庁の前で解決するまで座り込んで戦う」と決意を 明らかにし、今回の野宿闘争が今後の全北高速闘争にとって新しい転換点にな ると予想した。(記事提携=チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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