[声明]カンクンのデモで韓国の農民が割腹自殺したことに対する声明
民衆連帯
カンクンのデモで韓国の農民が割腹自殺したことに対する声明
- 現在、メキシコのカンクンではWTO第5次閣僚会議が開かれています。韓国からも
200人あまりが現地闘争団として派遣され、WTOに反対して五次閣僚会議を
阻止するための活動を展開しています。
ところが、現地時刻の9月10日午後1時頃、世界農民行動の日のデモの途中、
メキシコ警察が広げたバリケードに向かって突進する過程で、
韓国農業経営者中央連合会前会長イギョンヘ農民が割腹自殺する事件が発生しました。
割腹直後、近隣の病院に移されましたが午後3時30分頃、ついに生命を失いました。
そして割腹以後もデモ隊とメキシコ警察の間で衝突が発生し、
多くの負傷者が発生しました。
- われわれは何よりもまず故人の死に深い哀悼を表します。韓国の土地から
何千キロも離れた異国の地で、それも韓国農民と全世界民衆の意向の実現にむけて
活動する過程で胸痛くも自ら死を強いられたことは残念としかいいようがありません。
もう一度故人の冥福を祈ります。
- 故人はWTO農業交渉に抗議するデモを行っていました。WTO農業交渉は、
先進国と超国籍農企業の利益のためだけに全世界に開放を強要したことで、
多くの農民の生存を威嚇しています。韓国農民をはじめ、世界の農民団体は
これに反対してきました。故人が願い戦ったようにWTO農業開放を中断し、
農民の権利が保障されるべきです。
- また、韓国政府も故人の意向に耳を傾けるべきです。農業開放と農業構造調整などの
殺農政策を中断して、農民の生を保障すべきです。これ以上、誤った農業政策で
自ら命を絶つことがあってはなりません。
- 一方、メキシコ当局は今回の事件を口実にした現地の韓国闘争団への弾圧を
やめるべきです。活動を封鎖することは、韓国闘争団だけでなく、
現地に集まった各国闘争団のさらに大きなデモと抗議につながるでしょう。
韓国政府も今回の事件の解決過程で最善を尽くすべきです。
- 繰り返し、故人の冥福を祈ります。
- 9.11
全国民衆連帯/自由貿易協定?WTO反対国民行動
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Created on 2003-09-11 22:45:59 / Last modified on 2005-09-05 08:07:18 Copyright:
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