韓国:3.8女性大会開催 | |||||||
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3.8女性大会開催...労働、生活、人権など9大要求宣言性暴力、雇用不安、仕事・家庭の両立に苦しむ女性労働者...「持続的な闘争を宣言」
ユン・ジヨン記者 2011.03.05 18:37
3月5日午後、ソウル市庁広場では3.8国際女性デーを迎え、『103周年3.8国際 女性デー・女性大会』が開催された。 ▲写真:キム・ヨンウク記者 民主労総と民主労働党、進歩新党、社会党、全国女性農民会総連合などの主催 で、約千人が参加して開かれた今回のイベントでは、韓国における女性労働者 の実状の暴露と共に、強制的で恩恵授与的な政府の女性政策を批判した。 今回のイベントでは、女性労働者へのセクハラなどの被害事例の証言が続いた。 長期闘争事業場の才能教育支部組合員をはじめ、国民体育振興公団の非正規職 女性労働者のセクハラ、性暴力事件はすでによく知られている。 国民体育公団非正規支部のキム・ソングム事務局長は「性暴力が蔓延しており、 今は性暴力なのかそうでないのかが感じられない状況だ」とし「いっそ、透明 人間になりたいと思う。透明人間には性暴力ができない」と鬱憤を晴らした。 才能支部のユ・ドゥッキュ事務局長も、座り込みの時に用役職員からセクハラ を受けた事例を打ち明け「闘争の最初から才能教育は用役を動員し、女性組合 員にセクハラをした」と声を高めた。 そればかりか、現代自動車牙山工場の社内下請女性労働者は管理者にセクハラ を受けた後、逆に解雇されて問題になった。また、加害者は名誉毀損だと言っ て被害者を逆告訴した。キリュン分会の女性組合員も、ドンチャク警察署での セクハラ事件に対して警察署から逆告訴された。 女性労働者の劣悪で危険な勤労環境も問題として提起された。ジュヒョンテッ ク支会のクァク・ウンジュ支会長は、「2002年会社に就職した時は食堂がなく、 ホコリが舞う作業台の前にお盆を置いて食事をした」とし「また賃金は税金を 引くと70万ウォンしかなく、手当ても支払われない」と批判した。 パノルリムで活動するコンユ・ジョンオク氏はサムスン半導体労働者の深刻な 勤労条件を説明した。彼女は「サムスンLCD、SDIなどの半導体工程で働いてい る生産職労働者は、金を稼ぐために入社した女性労働者が多い」とし「彼女た ちは長時間労働や有害物質に露され、生理不順、流産、皮膚病、ガン、白血病 などで死んでいる」と声を高めた。また「これを防ぐためには現場の労働者が 団結しなければならないが、労組不可を叫ぶサムスンの経営政策のおかげで 労働者たちは行動ができない」と批判した。 またこの日の女性大会では、政府の各種の女性政策に対して批判が続出した。 政府の安易な低出産対策と一方的な堕胎摘発強要などにより、女性の人生はま すます疲弊しており、時間制雇用の拡大は女性非正規職を増やし、不安定な 雇用で苦しむことになるという主張だ。 そのため参加者たちは各種のパフォーマンスで、育児休職保障、堕胎処罰反対、 恩恵授与的な低出産政府政策、仕事・家庭の両立の強要などを批判した。民主 労総のキム・ヨンフン委員長は「女性を狙う時間制雇用は、女性の労働時間も 短縮し、まともな人生を営めないようにする政府の反労働政策」とし、「また 政府の国家雇用戦略もすべての女性労働者を社内下請労働者にする政策に過ぎ ない」と批判した。 一方彼女たちは「今日、われわれ女性は、さらに拡大する女性低賃金と不安定 な労働に対し、持続的な闘争を宣言する」とし「そのために労働、生活、人権 と平和の内容を含む9項目の要求を宣言する」と明らかにした。決議案は、△低 賃金、不安定雇用反対、労働基本権および生活賃金争奪、△女性非正規職雇用 を増やす国家雇用戦略拒否、△堕胎摘発女性処罰反対、女性のからだと暮しの 決定権保障、△すべての人の平等のための差別禁止法制定などの内容を含む。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-03-06 19:16:30 / Last modified on 2011-03-06 21:00:00 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |