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カン・ヨンソク議員、『2010 縫い付けたい口』大賞に輝く

2位は『デフコン』、3位は『チェ・シジュン放送通信委員会委員長』が受賞

ユン・ジヨン記者 2010.12.17 19:16

女性団体オンニ・ネットワークが12月16日、『2010年 縫い付けてしまいたい口』 の受賞者10人を発表した。『2010縫い付けてしまいたい口』は、政界、法曹界、 教育/言論/文化にわたる実力者の中で、女性を卑下する発言をした人物に賞を 与えるイベントだ。

大賞の『ミシン賞』は、断然ハンナラ党のカン・ヨンソク議員のものだった。 彼はこの一年間、女性の容貌をはじめ、性的発言など女性卑下発言をべらべら と吐き出した人物だ。カン議員は7月にアナウンサーを志望するある女子学生に 「すべてを差し出すと思わなければいけないが、それでもアナウンサーができ るか」と尋ね、社会的議論とアナウンサーの怒りを呼んだ。それだけでなく、 昨年青瓦台を訪問した女子大生に「あの時、大統領が君のことだけ見てたよ。 横に奥さん(キム・ユノク女史)がいなかったら、電話番号も持って行っただろ う」という発言もはばからなかった。

オンニ・ネットワークは受賞の理由について「カン・ヨンソク議員の女性卑下 的な発言が批判されてハンナラ党から除名されたが、まだ議員職から除名され ず、これを要求する意味で大賞の『ミシン賞』に選定した」と明らかにした。

2等賞の『大針賞』には、ラッパーのデフコンが選ばれた。受賞者に芸能人が選 ばれるのは異例だが、審査委員たちは彼の『彼女は堕胎中』という歌に高得点 を与えた。『彼女は堕胎中』は、インターネット成人放送をする女性への批判 を込めた歌で、性産業に従事する女性を烙印する卑下が含まれている。

オンニ・ネットワークは選定の理由として「該当の歌は『望まない妊娠』と 『堕胎』が体を『転がして』、『人生を放棄』する女性の末路だという意味の 歌詞で、性に対する概念と責任感を失った男たちのことは忘れて女性の卑下が、 すなわち社会批判だと勘違いするマッチョ文化の典型を代弁しているから」と 明らかにした。

3位の『ボンド賞』を受賞した放送通信委員会のチェ・シジュン委員長は、 『2010女性記者フォーラム』で「世の中での女性の任務は、家庭を基盤とする のが正しい」とし「それではなくては(低出産問題を)解決する方法が殆どなく、 職業を持っても養育と保育などの問題で悩まなければならない」と発言した。 これに対してオンニ・ネットワークは「女性経済活動人口が1000万人を越える この時代に、時代錯誤の程度がひどく、政府の要職にある人としてその資質を 非常に疑わせる」と受賞の理由を明らかにした。

これ以外にも、候補に選ばれた発言と人物、団体には、△今年のMBC PD手帳で 問題になった性接待検事、△選挙広報映像で政治に無関心な『無知な』女性を 登場させ、女性に怨まれたハンナラ党、△反復的なセクハラ発言で教師28人が 国民権益委員会に陳情までした議政府市の某小学校長、△KBSビタミンに出演し 『子宮内膜症』の確実な予防法は「早期出産と二人以上の子供を産むこと」と 話したソウル聖母病院産婦人科のパク・ジョンソプ婦人癌センター長、△初期 堕胎女性に処罰判決を下した水原地裁安山支庁がある。

一方、今回の受賞者は、オンニ・ネットワークの会員と活動家の投票で選ばれ、 彼らは2006年から『縫い付けてしまいたい口』受賞者を選定してきた。特に、 李明博大統領は「あまり顔は可愛くないマッサージを選ぶのが人生の知恵」、 「堕胎には反対だが、子供が身体障害者ならやむを得ない」、「苦しい時ほど ほどはやく結婚すべき」等の発言で、2007年と2009年に二回の大賞を受け、 2冠王になった。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-18 13:26:06 / Last modified on 2010-12-18 13:26:17 Copyright: Default

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