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現代車セクハラ事件、非正規職雇用が原因

現代車社内下請支会、人権委に陳情書を提出

ユン・ジヨン記者 2010.09.03 20:09

現代車牙山工場で起きた非正規女性労働者へのセクハラ事件が公になったこと で、金属労組現代自動車牙山工場社内下請支会は9月3日、国家人権委員会に陳 情書を提出した。

陳情の理由は、現代自動車牙山工場クミャン物流の加害者がセクハラ被害者を 懲戒するにあたり、2次加害を行ったこと。また牙山工場工場長もセクハラ予防 教育の義務を履行せず、元請の使用者責任を全うしなかったという。

実際に2009年4月、現代自動車牙山工場クミャン物流に属する非正規女性労働者 が、会社の管理者2人から数回にわたりセクハラを受けていた。被害者はセクハ ラのメールを職場同僚に見せて訴えたが、社長は休職を強要して会社のイメージ を失墜させたとし、3か月の減給と始末書の提出を強要した。

それだけでなく、会社の人事委員会にはセクハラ加害者が含まれ、懲戒手続き を無視して被害者を懲戒措置したと伝えられ、議論を呼んだ。

これに現代自動車牙山工場社内下請支会は陳情書提出に先立ち、記者会見を行っ て、事件の責任者の処罰と工場長の謝罪および再発防止を要求した。彼らは 「セクハラ被害者が雇用上の不利益を受ける理由は、間接雇用と不法派遣の非 正常的な雇用構造のため」と指摘した。

セクハラ被害者は現代自動車牙山工場で働いて14年になる非正規労働者で、正 規職なら当然受けるはずの法が明示するセクハラ予防教育を受けられず、人権 も無視されたという。去る7月の大法院判決によれば、被害者はすでに正規職で 雇用されるべきだったが、まだ非正規職労働者として暮し、権利を認められず、 逆に処罰にされることになった。

なお彼らは国家人権委員会に「本セクハラ事件に対する明白な調査でセクハラ の加害者と2次加害者に対する厳重な措置と処罰をするべきだ」とし「またセク ハラ予防教育義務を履修せず、元請の使用者責任を放棄した現代自動車牙山工 場の工場長は、被害者に公開で謝罪し、セクハラ事件の再発防止を約束しなけ ればならない」と強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-09-05 18:40:29 / Last modified on 2010-09-05 18:40:31 Copyright: Default

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