韓国:現代重工 下請労働者、自殺か労災死か | |
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現代重工 下請労働者、自殺か労災死か死亡原因めぐり労組と会社が互いに違う立場
ヨン・ソンノク記者 2014.04.28 15:27
4月26日、現代重工 下請労働者(物量チーム)がエアホースに巻かれて、病院に運ばれたが死亡した。 亡くなったチョン某氏(45)の死亡原因をめぐり、遺族と社内下請労働組合は労災だと主張しているが、警察は解剖医の所見や現場状況から見て自殺の可能性が高いと明らかにした。 ▲チョン氏が発見された高さ3.5メートルの現場[出処:現代重工業社内下請労働組合] 遺族と労組、「現場の情況を見れば労災死亡だ」遺族と社内下請労組は「死のうとする人が中手袋と軍手を二重にはめて、ぬげないように青テープを手首に巻いた後で首を吊るか」と反問した。 エアホースがどんな形で巻かれていようが、作業中に起きた労災死だということだ。 亡くなったチョン氏は4月26日午前11時27分頃、消防に事故を通報して病院に運ばれたが亡くなった。 チョン氏は現代重工の先行塗装部13番セル場2626号船S22ブロックでブラスティング作業をしていたが、首に送気マスクのエア供給用ホースに巻かれたまま発見され、当時チョン氏のからだは地面につかず(床から50cm)エアホースでぶら下がっている状態であった。 チョン氏が発見された現場の高さは地面からおよそ3.5メートルだ。 チョン氏は病院に運ばれたが26日午後6時2分頃に亡くなった。 病院は27日午前7時、チョン氏を解剖検査した結果、頭後側に出血があったことを確認した。 労組はチョン氏がまず何かにぶつかり、次にエアホースが首に巻かれたと推測し、墜落中にエアホースがからみ、身動き出来なかったと推定した。 亡くなったチョン氏が自分が働いていた作業場から離れた所で発見されたことについて、労組は同じ作業をする同じブロックで発見されており、別の作業場とは言えないという。 労組は「エアホースが曲がって反対側に行ったかもしれず、他の装備を点検するために反対側に行ったかもしれない」という。 労組は現場の労働者たちが「エアホースがいつも何回か巻かれているのを考えれば、足をすべらせて絡んでいたエアホースが首を締めた可能性が充分ある」と述べたとし、 「自殺」と見る根拠も証拠もなく、状況から見れば事故死だという。 警察、「解剖医所見と現場状況を見る時、自殺の可能性が高い」警察は4月28日午前の電話通話で 「解剖医の所見は、他殺や事故死の可能性は低く、自殺の可能性が高いと出てきた」と話した。 警察は「他殺や事故死なら、ホースをつかんで抵抗した痕跡がなければならないが、そのような痕跡はない」とした。 まず頭に衝撃があり気を失った可能性や、手袋をはめていて首のホースをほどけなかった可能性について、警察は 「解剖医の所見は、頭の傷の程度から見て気を失うほどの衝撃ではなく、個人の体質が特異だったか気を失っても、解剖検査の結果のような現象が起きるのは容易ではない」とした。 警察は「解剖医の所見や現場の状況は自殺である可能性が高いが、 自殺の動機も、生活に苦しんでいたのか、健康の異常はなかったのかなど、 捜査の状況により、内容は変わる」と明らかにした。 警察は首に二回エアホースが巻かれていた痕跡が人為的な面があるとし、チョン氏が首を吊って自殺した可能性もあると見ている。 また自分が働く位置ではない別の場所でチョン氏が発見されたことも指摘した。 確認した結果、チョン氏が発見されたところは同じチームが働く同一作業ブロックだった。 遺族、「ローンも借金もなく死ぬ理由はない」
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