本文の先頭へ
韓国:KTX・セマウル乗務員問題解決のための3月集中闘争開始
Home 検索

「闘う乗務員が全国の駅に行きます」

KTX・セマウル乗務員問題解決のための3月集中闘争開始

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2007年03月15日13時10分

イ・ジョンウォン記者

闘争1年を超えたKTX乗務員と、100日近くソウル駅に続いて龍山駅で徹夜座り 込み闘争を展開してセマウル号乗務員が全国を巡回する集中闘争を始める。

全国鉄道労働組合は15日午前10時、ソウル駅でKTXとセマウル号乗務員、鉄道 労組の組合員が参加した中で記者会見を行い、KTX・セマウル乗務員問題解決 のために集中闘争に突入すると明らかにした。

釜山駅始め全国拠点駅巡回、最後は野宿座り込み突入

鉄道労組は全国巡回闘争に突入する背景を「乗務員の問題は、すでに社会的な 運動になっており、政府と政界でも深い関心を持っていて闘争の正当性が広く 認められているのに、鉄道公社だけが何の代案も提示しないという態度を崩さ ず、これ以上鉄道公社の合理的な態度の変化を忍耐強く待ってばかりはいられ ない」と明らかにした。

鉄道労組のオム・ギリョン委員長は「(KTX乗務員が)1年間ありとあらゆる闘争 したが、正規職と団結した闘争だけはしたことがない」とし「正規職と共にす る闘争がこの闘争を終わらせるカギなので、全国の現場を回り、またこの場に 戻ってきた時、必ず勝機をつかめるように頑張ろう」と乗務員を励ました。

「また、制服を着たい」。この日開かれたセマウル・KTX勝利念願祭の告祀場の上にセマウル、KTX乗務員ユニフォームがかかっている。/イ・ジョンウォン記者

KTX乗務員とセマウル号乗務員は、全国巡回闘争に突入する声明書で、「KTX、 セマウルの乗務員たちは、この1年間、重労働の難しい闘争の過程に耐え抜け たのは、われわれの要求と闘争は正当だという固い信念があったから」だった とし「まさにそのために労働、女性、市民、学界など、多様な社会勢力の持続 的な支持と連帯を得て、パク・チョンチョル人権賞や女性運動賞の受賞などで 社会的正当性も確認できた」と明らかにした。

KTX乗務支部ストライキは1年を超えたが、組合員の顔の明るい笑いはそのまま残っている。/イ・ジョンウォン記者

「外注委託の撤回を天地神明に祈ります」

記者会見を終えた後、KTXとセマウル号乗務員たちの闘争勝利を祈る「勝利念 願祭」が進められた。ミン・セウォンKTX乗務支部長が祝詞を朗読し、天地神 明に「3月中に乗務員が正規職に戻り、鉄道公社が外注委託を撤回して、李哲 鉄道公社社長が労働者の言葉を聴くように」と祈った。乗務員にとって、慣れ ない告祀の進行順序はぎごちなかったが、組合員全員が両手をあわせて礼をし て勝利を祈った。

KTX乗務支部ミン・セウォン支部長が祝詞を読んでいる。/イ・ジョンウォン記者

KTXとセマウル号の乗務員たちは、勝利念願祭の後、午後12時30分にバス二台 に分乗して釜山駅に向かった。彼らは全国の拠点駅と現場を巡回して正規職の 労働者たちと共に決意大会や文化祭などを行う計画で、巡回闘争を終える26日 には野宿座り込みに入る予定だ。

鉄道労組も、22日に開催される全国代議員大会で、KTX・セマウル号乗務員問 題と構造調整の懸案を同時に解決する闘争を宣言し、組織の力量を総動員して 強力な闘争を展開すると明らかにした。

KTX-セマウル乗務員集中闘争日程

3月15日(木) 10:00 セマウル、KTX乗務員記者会見および勝利念願祭/ 18:00釜山駅文化祭
3月16日(金) 09:30 釜山駅決意大会/ 14:00東大邱駅決意大会
3月17日(土) 09:30 栄州駅決意大会/ 18:30提川駅文化祭
3月19日(月) 13:00 益山駅決意大会
3月20日(火) 09:30 順天駅決意大会/ 14:00光州駅決意大会
3月22日(木) 14:00 大田駅決意大会
3月23日(金) 08:00 大田政府庁舎集会/ 15:00大田政府庁舎前鉄道労働者決意大会
3月26日(月)
14:00 セマウル乗務員座り込み100日、KTX-セマウル乗務員共同決意大会(区庁舎)
15:00 野宿座り込み開始

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-03-19 05:32:32 / Last modified on 2007-03-19 05:32:33 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について