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警察、討論会参加のKTX乗務員を制止

公共部門非正規労働者を 除いて公共非正規対策を議論?

チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2006年09月15日20時17分

国会図書館討論会に参加しようとしたところ出入を制止されたKTX乗務員が国会正門にのぼった。右側の人がこの日の討論会で問題提起をするハンヒョミKTXソウル列車乗務支部副支部長だ。

9月15日の午後2時から国会図書館大会議室で、民主労働党段炳浩、シムサンジョ ン、イヨンスン議員室主催で開かれた「公共部門非正規対策の期待効果と改善 法案討論会」にKTX乗務員約50人が参加しようとしたところ、警察に制止され るという事件が起きた。

国会の警備員はKTX乗務員のTシャツを着た組合員が討論会場である国会図書館 に入ろうとすると、「持ち物検査をする」とタクシーから降ろし、入場を妨害 した。続いて正門に機動隊兵力が大挙配置され、警察は彼らを制止した理由と して「不法占拠の可能性がある」と述べた。国会事務局がこれを直接指示した と伝えられる。

討論会に出席するため、すでに中に入っていた40人ほどの労働者と、入場を阻 止されたKTX乗務員が国会正門の内と外で警官と小競合いの過程で多くの女性 乗務員が警察の盾で殴られるといった問題が起きた。

討論会に参加するために来た民主労働党政策研究員のある研究員はKTX乗務員 の討論会出席が警察に阻止されたことについて、「公共部門の非正規対策のう ち最も重要な利害当事者を排除し、何の対策を作ろうというのか」と批判した。

警察の鎮圧で一人の乗務員が国会正門の地面に倒れた。

この日の討論会で問題提起をする予定だったKTXソウル列車乗務支部のハンヒョ ミ副支部長は「討論会の主体は私たちであり、私たちが参加しなければ討論会 が進まない」とし、「今日の討論会では政府が発表した公共部門非正規職対策 がいかに見せ掛けだけのおためごかしの対策で、表ではまるで非正規職を解消 するかのように見せて、実際はさらに非正規職を量産する間違った対策である ということを、外注委託の犠牲者である私たちの口から直接指摘したかった」 と話した。

この日、警察のKTX乗務員討論会出席制止により討論会は失敗に終わり、国会 正門前の小競り合いをしたKTX乗務員と、討論会に参加しようとしていた労働 部関係者、公共部門非正規職労働者は、およそ一時間後に帰った。

突然警察が鎮圧を始め、国会正門を越えて逃げる乗務員

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


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