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「常識的に見てKTX乗務員不法派遣は明白」

全非連、 労働部に早急な不法派遣判定を要求

チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2006年09月11日15時09分

KTX乗務員への労働部の不法派遣再調査結果発表が遅れているが、全国非正規 労組代表者連帯会議(全非連)が11日に声明書を発表して早期の判定を要求した。

KTX乗務員は、すでに7月中旬に約100種類、5千ページあまりの証明資料を提出 し、鉄道公社が女性乗務員の採用・懲戒・褒賞・作業指示など人事労務管理を 直接担当してきた事実と、KTX不法派遣の現実を労働部に告発した。8月初めに は、不法派遣陳情の調査を完了している。

彼らが提出した証明資料には、女性乗務員採用の過程で鉄道公社の幹部が面接 官として出てきて、写真、新規採用女性乗務員の研修を鉄道公社が管掌してい た証拠、鉄道公社の直接業務の指示と指揮監督の事実が記されている「KTX高 速列車女性乗務員業務プロセス」、「KTX乗務員サービスマニュアル」、鉄道 公社が女性乗務員の賃金水準を決める支給主体だった事実、鉄道公社に所属す る役職員が女性乗務員教育を担当した事実、鉄道公社の通信装置支給など、お よそ100種類の証拠が含まれている。

4月に開催された「外注委託を装った不法派遣問題と解決方案討論会」でオミソンKTX乗務支部教宣部長が不法派遣資料を見せている。/チャムセサン資料写真

鉄道公社も不法派遣の事実を知っていた

KTX支部もこれに関連して、5日に声明書で「鉄道公社は違法の事実を知りつつ、 KTX乗務員を委託した」と暴露した。KTX支部によれば、鉄道公社の「高速鉄道 運営不足人材補充方針のお知らせ」という2003年9月の文書で、「KTX客室業務 全体を外注に出すと勤労者派遣法などに違反するため、特室サービスに限り外 注委託する」という内容が含まれており、労働部に違法性を問い合わせていた という。

しかし当時、鉄道庁は特室サービスだけでなく、KTX客室業務の全てを外注委 託する方式で選抜および運用し、KTX乗務員全員が特室サービスを含む客室業 務を分担してきた。KTX支部はこれに関し「委託業者である弘益会が鉄道公社 の直接の指揮監督を受け、KTX女性乗務員は列車事務所長と列車チーム長に指 揮監督され、労働部が会社と鉄道庁が自ら確認した偽装請負を行った」と結論 して「2005年9月に適法な請負だという相反する結論を出した南部労働事務所 の担当者を厳重問責しろ」と労働部に要求した。

「KTX乗務員鉄道公社直接雇用は常識」

全非連は11日の声明で「KTX乗務員不法派遣の証拠資料があらわれたのは、少 しも驚くことではない」とし「証拠資料がなくても鉄道公社が全てを管掌して きたという情況は常識だ。時速300kmで走る高速列の車内で乗客の安全と便宜 の提供を担当する労働者が鉄道公社所属だと考えるのは当然の常識ではないか」 と反問した。

全非連は「国民すべてが知っている『常識』一つを立証するために、KTX女性 乗務員たちは集団解雇、損賠仮差押さえ、告訴告発、仮処分、警察暴力などの 弾圧にも屈することなく闘争を続けてきた」とし「労働部はいますぐKTX女性 乗務員への不法派遣を認め、女性乗務員の直接雇用を鉄道公社に指示しろ」 と要求した。

一方、鉄道公社のソウル駅退去仮処分申請により、7月5日から龍山駅で座り込 みをしていたKTX乗務員は、鉄道公社がさらにソウル地方裁判所に出した「龍 山駅退去および永登浦駅、光明駅立入禁止仮処分申請」が受け入れられたこと で9月6日に龍山駅の座込み場からも撤収した。

KTX乗務員たちは11日の午後2時から、3回にわたる全員委員会でKTX乗務員問題 を引き延ばしてきた国家人権委員会前で抗議を示すため、終日座り込みを実施する。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-09-13 04:15:59 / Last modified on 2006-09-13 04:16:00 Copyright: Default

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