『竜山惨事』全撤連のナム・ギョンナム議長に懲役7年を宣告

「個人的な栄達はなくても法治主義の根幹を揺さぶる行動」

ソウル中央地法刑事合議21部(部長判事キム・ヨンデ)は8月13日、竜山惨事当時、 ナミルダン・ビル占拠座り込みを主導した容疑(特殊公務執行妨害致傷)等で起 訴された全国撤去民連合会のナム・ギョンナム議長に懲役7年と罰金100万ウォ ンを宣告した。

裁判所は「ナム議長は各地域の撤対委と全撤連の中央機構は垂直的な組織では なく水平的な組織で、自分は議長として撤去民に助言しただけだと主張するが、 色々な事情を総合すればナム議長が櫓籠城や連帯闘争などに対する最終決定を 承認する役割を果たしたと見られる」と明らかにした。

また、「ナム議長が入居者に撤対委を構成させ、全撤連に加入させて、籠城な どに関する行動教育を受けさせるなど、直接、あるいは中央機構を通じ、櫓で の籠城と連帯闘争などに介入した事実が認められる」とし、ナム議長が撤対委 に影響力を及ぼしたと判示した。

裁判所は「ナム議長が個人的な栄達のためでなく、撤去民が強制的に移住させ られることに対してこのような仕事をした点は認める」が「法治主義の根幹を 揺るがす行動をしたことは、それにふさわしい処罰を受けなければならない」 と説明した。

ナム議長は昨年、ナミルダン・ビルの占拠座り込み現場で火炎瓶製作と投擲の 過程を背後で主導し、撤去民の闘争を主導した容疑で起訴された。検察は先月 の結審公判で、ナム議長に懲役9年を求刑した。

一方、5月に竜山撤対委のイ・チュンヨン委員長などは、控訴審で懲役5年と4年 などを宣告された。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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