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竜山惨事、検警による裁判所忌避申請すべて棄却

高等法院、検察の捜査記録未公開は事実上違憲

チャムセサン/ 2010年02月04日13時54分

竜山惨事未公開捜査記録を撤去民側弁護団に公開したことに反発して、検察と 警察が出した裁判所忌避申請がすべて棄却された。

ソウル高等法院刑事3部(イ・ソンホ部長判事)は2月4日、裁定申請事件の被疑者 の警察幹部と竜山惨事控訴審事件に関連して検察が出した裁判所忌避申請をす べて受け入れないことに決めた。

裁判所は「検察が捜査記録公開を拒否するのであれば、その正当な理由を立証 しない以上、これは憲法上の被告人の権利を侵害する違憲的な処分」とし「旧 刑事訴訟法35条を見ても、被告人と弁護人が捜査記録を閲覧・謄写できるとい うのが多数の見解」と明らかにした。また「裁定申請事件関連書類と証拠物を 閲覧・謄写させていない刑事訴訟法262条を見ると、検察の主張が正しい部分も あるが、該当法の立法の趣旨と合わない」と決めた。

今回の判決は、高等法院が検察の捜査記録未公開は違憲とする意見を出したの と同じで、波紋が予想される。特に「刑事事件についての捜査記録の閲覧・謄 写権は、これを一部制限した262条にもかかわらず、実質的に保障されるべき 憲法上の権利」だと強調した。

裁判所の今回の決定により、竜山惨事櫓火災死件の控訴審裁判と警察に対する 裁定申請事件の判決がすべて再開される。だが竜山惨事裁判を担当するソウル 高裁刑事7部の部長判事は異動で現在欠席だ。新任判事は11日に赴任するソウル 高等法院長が最終決定する予定だ。

一方、竜山氾国民対策委と撤去民側弁護団は裁判の再開で検察が隠匿した捜査 記録に対する細部検討作業を進め、惨事当日の警察指揮過程の問題と、警察と 用役に対する検察の捜査の問題などを詳細に明らかにするという立場だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-02-09 06:10:57 / Last modified on 2010-02-09 06:10:59 Copyright: Default

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