韓国:民主党、韓米FTAの党論をめぐり、また右往左往 | |||||||
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民主党、韓米FTAの党論をめぐり、また右往左往鄭東泳「党論毀損は党のFTA阻止戦線を揺るがす」
キム・ヨンウク記者 2011.11.09 13:56
民主党が韓米FTAの党論をめぐり、また右往左往している。10月31日、金振杓 (キム・ジンピョ)院内代表がハンナラ党と韓米FTA批准関連で暫定合意をした。 だがハンナラ党の逆攻勢で40人ほどの議員が当時の暫定合意案と似た折衷案を 最高委員会に提出し、問題になっている。民主党指導部は、折衷案を受け入れ なかったが、ハンナラ党が民主党の折衷案を歓迎する態度を取っており、民主党は また韓米FTA批准阻止の真正性が疑われることになった。 ▲民主党、民主労働党、創造韓国党、国民参与党、進歩新党(野五党)は10月28日の午前8時に国会で野五党代表会談を開き『18代国会韓米FTA処理不可、19代国会再議論』の立場を確定した。[出処:資料写真] 民主党のカン・ボンギュン、キム・ソンゴン、チェ・インギ、キム・ドンチョル 議員は11月8日、「韓米FTA批准案が発効すれば直ちにISD廃棄の交渉を始める という約束を米国から受ければ批准案処理を阻止しない」という折衷案を含む 署名用紙を回したという。 彼らの動きが報じられると、民主党は金振杓院内代表などが直接彼らの折衷案 は党の公式の立場ではないと鎮火に動いたが、民主党議員87人のうち40人近い 議員が折衷案に賛成し、党論を変えるかもしれないという憂慮も出てきている。 このように、民主党の内外で折衷案への強い憂慮が出たため、民主党のホン・ ヨンピョ院内報道担当者も緊急に沈静化に動き、「民主党の党論は韓米両国政府 が公式にISD廃止の有無と再協議を約束すれば採決するということで、これらの 議員の折衷案と党論は大きくない」と強調した。 金振杓院内代表も、あるラジオ放送で「10月31日にISD廃棄に関する再協議をす る約束を米国から受けてこいというのが最後のカードとして提示された」とし 「8日の議員の折衷案と言われているものは、31日から時間が過ぎて、人々の話 が少しずつニュアンスが変わり、党の方向が変わったのではないかというが、 10月31日の通りであることを再確認し、わが党の議員がわれわれの立場はこう だ、と明らかにした」と釈明した。 しかし金振杓院内代表などによる釈明が『再協議後批准案処理』ではなく、 『再協議公式約束後に批准案処理』という意味にも読めるため、ハンナラ党の 立場としては、さらに逆攻勢をかける可能性もある。この日の午前、ハンナラ 党のファン・ウヨ院内代表は、「民主党内の議会主義者が案を作り、また交渉 の扉を開くというのなら、できるだけ成功するよう努力すべきではないかと思 う」と述べた。 民主党議員の折衷案は、民主労働党や韓米FTA阻止汎国国民運動本部が要求する 『再協議』の立場や『再協議の公式の約束』の立場ではない。野五党は、10月 28日に「野党が要求してきた再再協議を要求して、その結果によって19代国会 で協定破棄を含む韓米FTA批准をまた議論する」と合意した。民主党の党論は、 再協議後に批准なので、野五党の合意が可能だった。民主党のある関係者は、 「民主党の党論は、再協議後の批准であることははっきりしており、金振杓 院内代表の発言は党論が変わっていないのに、折衷案で党が混乱しているため 収拾するための発言のようだ」と説明した。 このように、折衷案をめぐり民主党の内部で論議がおきたため、民主党鄭東泳 最高委員はツイッターで「『再協議を貫徹しろ! 10+2毒素条項取り払え!』は 民主党の変わりない党論」とし「これを損なうことは党のFTA阻止戦線を揺るが す結果になる。今は民主党とハンナラ党が交渉する時ではなく李明博大統領と オバマ大統領が交渉する時」と強調した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-11-10 10:27:48 / Last modified on 2011-11-10 10:28:01 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |