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「性少数者が抜けた性教育はおかしい」再検討を要求

教育部、「社会的合意ない」という理由で性少数者の内容を除く

カル・ホンシク記者 2015.04.14 10:56

▲性少数者差別反対ムジゲ行動など性少数者、教育団体が13日に政府ソウル庁舎前で記者会見を開き、教育部の反人権的標準案、指針全面再検討を要求した。

教育部が地方教育庁と一線の教育現場に対し、 性教育を実施する時は性少数者関連の内容を扱うなという指針を出したことで 問題になっている。

性少数者差別反対ムジゲ(虹)行動(以下、ムジゲ行動)、 全国教職員労働組合ソウル支部、 ソウル市教育団体協議会は4月13日に政府ソウル庁舎の前で記者会見を行い、 教育部の反人権的性教育指針を全面的に再検討するよう要求した。

3月に教育部が地方教育庁に配布した性教育教師研修資料では、 「青少年は性同一性が確立されていない時期なので、 (性的指向を)決定できる段階ではないと案内しろ」と指示した。 性少数者の人権、性的指向などの内容も 「社会的合意がない」という理由で扱わないことを要求した。

▲問題になった性教育標準案研修資料。同性愛だけでなく多様な性的指向などに対する指導は認めないことが明示されている。(c)教育部

教育部はこのような性教育標準案指針を出した理由として 「性教育は社会、文化、宗教的な価値中立性を維持する範囲で行わなければならない」と明らかにした。 しかし性少数者団体などは、性的指向で葛藤を味わう青少年がいるのに、 彼らを教育の対象から排除するという点で中立的ではなく、 青少年の多様な性的な悩みを抑圧していると批判した。

これに対してこの日の記者会見に参加したソウル市教育団体協議会のカン・ヘスン常任代表は 「教育部ではあからさまに話すこともできず、話しても理解もされない青少年性少数者の人権によりそった性教育標準案を作るべきであった」とし 「教育部が彼らを包容し応援するどころか、むしろおかしな標準案を作って差別する。 それでも教育部といえるのか」と糾弾した。

十代セクシュアリティ人権の会のジュリ活動家は 「青少年期は自分の性的アイデンティティを確立する時期だが、 青少年の性少数者は学校でいじめられ、教師が性少数者を差別するケースも多い。 今まで性少数者として生きてきて、学校で関連教育を受けたこともない」とし 「教育部の性教育標準案指針は全国の学生に影響する事案だ。 (青少年性少数者の状況を考慮して)教育部は性教育標準案指針を再考すべきだ」と強調した。

ムジゲ行動などはこの日の記者会見を皮切りに、 性教育標準案指針廃棄、再検討のための性少数者、教育団体共同対応を準備する計画だと明らかにした。

▲記者会見の参加者たちが「差別助長学校性教育標準案全面再検討しろ!」というプラカードを持った

付記
カル・ホンシク記者はビーマイナーの記者です。この記事はビーマイナーにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-04-14 23:54:09 / Last modified on 2015-04-14 23:54:10 Copyright: Default

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