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LNJ Logo 中国:獄中でハンストを続ける人権活動家に注目を
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〔レイバーネット国際部・I〕

一緒に活動しているattac另類中国研究会のかたからの情報提供です。 =========== 10/4から獄中の権利剥奪状態に抗議するためハンストを続けている許志永さん(写真左)について紹 介させてください。 許志永 (Xu Zhiyong #许志永 )さんは1973年生まれ、中国河南省出身の人権派法学者。 長年にわたり中国国内で非暴力主義の人権擁護活動や中国の社会改革に関する意見公開に 携わってきた。特に農民戸籍の出稼ぎ者が「居住証」不携帯により留置場に収容され暴行 によって死亡した2003年の「孫志剛事件」を契機にした活動に関与し、農村戸籍・都市戸 籍者間の深刻な制度的格差是正のため尽力したことでも知られる。 2012年に立ち上げられた「#新公民運動 」の発起人として国際的にも知られ、「中国のマ ンデラ」とも呼ばれてきた。中国の民主派知識人として有名な人物の一人。 2020年に逮捕され、長期間拘束され続けており、2023年には国家政権転覆煽動罪として14 年の懲役刑が宣告され、監獄では強制労働のほか多くの権利制限、虐待の下にあることが かねてより報告されてきた。 目下のところ、刑務所内での違法な待遇に抗議するため10月4日からハンガーストライキ を開始し、20日を超えた時点で体重は少なくとも5kg以上激減していた。 支持者らは監獄内での医療ケア提供や拷問及び虐待の停止、即時釈放を訴え、国際的関心 を呼びかけている。 許志永さんは、2019年に、20名余りの市民、人権派弁護士が拘束された「厦門(アモイ) 集会事件」(#厦门聚会案 )で逮捕された一人で、昨年4月に「国家権力転覆罪」で懲役 14年の判決を受けた。もう一人の人権弁護士の丁家喜も懲役12年の実刑判決を受けた。 以下は、2名の支援を続けるグループからの最新情報で、10/31時点の状況として公開され たもの。 概要は以下の通り。 ・弁護士はいまだに面会できていない ・支援者の質問に対し、当局は許志永の状況はすべて正常であると述べた ・許志永のハンガーストライキの状況に関する消息は得られず、引き続き注目される必要 がある このように、国内の近しい支援者すら健康状態を把握できない状況です。 支援者らは、国外の支持者に向けても支援を呼びかけており、SNSなどでの支持表明を求 めています。 https://nitter.poast.org/FreeXuDing ↑このページの写真の左側が許志永さん、右側が丁家喜さん ────以下、最新情報の日本語訳──── (一)弁護士はいまだに面会できていない。  蕭雲陽弁護士は家族の依頼に基づき、10月29日の早朝に監獄に面会申請を提出した。 30日夜、つまり申請への回答期間とされる48時間がたってから監獄から提出資料に不備が あると通知された。それはアラ探しや言いがかりと言えるものだった。これにより蕭弁護 士は居住地に戻り再申請の用意をする必要に迫られ、引き続き承認通知を待たなければな らない。 (二)支援者の質問に対し、当局は許志永の状況はすべて正常であると述べた
  28日から30日にかけて、当該監獄は外部からの電話が非常に繋がりづらくなっている。 31日には、志永の友人である蘇雨桐がついに獄政科と電話を通じさせることに成功し、許 志永の現在の健康状況を知りたいと伝えた。電話に出たオペレーターは上司に報告するた めとして彼女の名前を記録した。「ハンガーストライキの状況は国際的に広く注目されて いる」という雨桐の主張に対し、この担当者は情報の出どころを知りたがるとともに疑わ しいデマであると述べ、許志永の状況は一切正常であると答えた。 山東省魯南監獄獄政科
国際電話:0086633326422
 国内電話:06333326422 (三)許志永のハンガーストライキの状況に関する消息は得られず、引き続き注目される 必要がある。  今回、弁護士は日照市(山東省魯南監獄)で面会することができず、許志永本人の意思 を確認することは不可能な状況である。(一)で述べた通り弁護士の二度目の面会申請が いつ承認されるかは不明であり、時間も予測できない。
許志永の権利保護と基本的な要 求が満たされ、ハンガーストライキが許志永本人の意思で停止されるまで、私たちは引き 続き大きな声援を送り、監獄の責任を追及し、行動し続けなければならない。 厦門聚会案関注組(廈門集会事件注目グループ) 
2024年10月31日 ────翻訳終わり──── この件以外にも、中国の良心の囚人や政治犯の状況を統括して把握するサイト、維権網は 月次レポートを出しています。 ご関心のある方はこれを定期的に確認するのもいいかと思われます。 2024年10月末に公開された維権網(権利擁護ネット)の月次レポート 目次 ・维权网が把握してきたうち41名が新たに保釈または釈放された ・11名に関する新たに把握された展開の報告。4名の判決内容、権利状況が危ぶまれる7名 の状況報告 ・新たに刑事勾留または病理化され精神病院に収容された10名の名簿と履歴 ・新たに刑を宣告された18名の名簿と履歴 ・現在把握されている政治犯・良心犯1656名の刑期統計など 10年以上の長期刑、無期、死刑判決を受けている囚人には少数民族名が非常に多い。 https://wqw2010.blogspot.com/2024/10/202410311091656.html

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