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ILO「話し合い開始」勧告の実施を求めトヨタ東京本社へ
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↑ トヨタ東京本社前に多数の労働組合旗や幟が立った(東京都千代田区の小石川後楽園に近く)

4月13日17時、東京総行動の締めくくりはトヨタ東京本社前での抗議行動で150名が参加した。集会で配布したビラには、去る4月2日付で送達した豊田章男トヨタ社長宛ての申入れ書と3月23日にILO(国際労働機関)理事会が採択した「フィリピントヨタ争議の早期解決を求めるフィリピン政府への新たな勧告文」を掲載した。
ILO勧告の中では、「解雇者を職場復帰させることに関する話し合いを開始すること」を強く求めて来ている。つまり解決交渉の段階に入るべきと言明しているのである。この集会の前に行ったトヨタ本社との申入れ面談の席上で、「現地の問題は現地で解決するよう本社は常に指導している」とのトヨタ本社の常套句に対し、今回、フィリピン政府もILO勧告に従って解決に向かって努力すると言明しているので、現地のトヨタ社も解決に努力するのは当然ですね!」と確認すると、「当然そうなるでしょう!」と末端の担当者は答えて来た。
リコール問題で豊田章男社長は自分が責任をもって解決すると公言したように、労働問題でも同様に解決に即刻努力すべきである。

文・小嶋武志(フィリピントヨタ労組を支援する会事務局長)/写真・高幣真公(レイバーネット報道部)

<資料1> ILO結社の自由委員会の勧告(2010年3月)

<資料2> トヨタ自動車・豊田章男社長への申し入れ書(2010年4月2日)


↑ トヨタ社を糾弾する小嶋武志氏(支援する会事務局長)、手前は早川寛氏(全造船関東地協事務局長)


↑ トヨタ本社前の通行人にチラシを配る


↑ 最後に全員で会社に向けて怒りのシュプレヒコールを行った


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