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高校生9条の会「Peace Party 9」:井筒監督のパッチギトーク炸裂
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来年5月から施行される「18歳以上を対象にした憲法改正についての国民審判制度(安倍政権下で成立)」を前にして各地で憲法9条に関する学習集会が全国で盛んだか、3月21日(土)午後、東京の全労連会館で高校生9条の会主催「Peace Party 9」が開催された。高校生中心に160名が参加、憲法9条についてのトークで交流した。

パッチギトーク炸裂

映画「パッチギ2・LOVE&PEACE」上映後、制作した井筒和幸監督 (写真右)と高校生たちとの間で熱いトークが展開された。サッカーワールドカップ決勝でのジダン選手のパッチギから始まり、冗談を言いながらも、高校生たちの鋭い質問に、判りやすく答える井筒監督に対して、会場から感心する声がたびたび起きた。

「憲法九条についての解釈はどうでもええ、文字通りでええ。憲法は国家権力の暴走を監視するためにある。戦争しない外交をすればええ。憲法九条について批判する憲法違反の政治家を、みんなで糾弾し手鎖60日の刑に処し、手鎖したまま国会で発言させればいい。」

「若者は給料が高いからといって自衛隊に行くな、きっとPTSDになるよ。戦争は男たちの浅知恵でやるものだから、女の人たちが戦争させないようにバカな男たちを説き伏せてほしい。戦争は絶対いかんよ、せいぜいパッチギぐらいで止めてください。」・・・

これだけストレートに高校生たちに憲法九条について語れる大人がどれだけいるのだろうか。特に現場の高校教師は見習うべきである。

老いも若きもユニオン

ところで、高校生たちに混じって会場内を走り回り「戦争と在日中国人の歴史を学ぼう」というチラシを配っている老人がいた。都老協(東京老後保障推進協会)のKさんだった。高校生たちも大先輩た ちもしっかりユニオンを作って活動している。ちなみに井筒監督によると、「パッチギ」は「頭突き」の意味だが、古代朝鮮語の「乗り越える」という意味から来ているそうだ。(ジョニーH)


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