長編記録映画「耳塚」（仮題）御賛同のお願い

「耳塚」
秀吉の朝鮮侵略
（壬辰丁酉倭乱）

冠省
この度豊臣秀吉が朝鮮半島を侵略した壬辰・丁酉倭乱（文禄・慶長の役）をテーマに長編記録映画『耳塚』（仮題）を製作することになりました。製作の主体は、永年渡来文化などをテーマに記録映画を撮り続けてきた前田憲二監督が代表を務める「映像ハヌルビデオプロジェクト」を中心に、多くの協力者で構成する『耳塚』製作委員会（仮称）となります。

本年４月末から５月にかけ、京都の耳塚ロケでクランク・インし、朝鮮侵略の起点となった佐賀県名護屋城をはじめ秀吉軍の各大名があらゆる階層の朝鮮人をきそって拉致連行したその痕跡を今に残す場をくまなく記録します。二度にわたり朝鮮全土を蹂躙した侵略経路と激戦地南原、全州、ソウル、釜山、晋州等々（北朝鮮平壌を含む）と明国救援軍、現中国北京をも視野に入れた広域ロケです。

2008年７月頃にはクランク・アップさせ、10月には完成試写と考えております。予算は凡そ6000万円前後を見込んだドキュメンタリー作品です。つきましては、この映画の製作および上映等に御賛同御協力いただける方々を募るため、ここに失礼をかえりみずお願いする次第です。なお、賛同者になっていただいた方々は全員完成試写会にご招待するとともに、作品タイトル、チラシ、パンフレット等々に御氏名掲載させていただきます。
頓首

2007年５月吉日
長編記録映画『耳塚』製作委員会
製作委員：金床憲　高ヒョンミ　中智　山本和信　尹達世　李義則
映像ハヌルビデオプロジェクト

●長編記録映画「耳塚」製作協力呼びかけ人

〔日本国内〕
上田正昭（京都大学名誉教授）
呉徳洙（映画監督）
呉炳学（画家）
加賀乙彦（作家）
鎌田慧（ルポライター）
川村湊（文芸評論家、法政大学教授）
姜在彦（朝鮮史学者）
姜仁秀（八千代病院理事長）
沈壽官（薩摩焼宗家十四代）
仲尾宏（京都造形芸術大学客員教授）
針生一郎（和光大学名誉教授、丸木美術館長）
柳箕桓（在日関東地区忠清道民会副会長）
李龍河（壬辰倭乱義兵功臣会会長）

〔韓国〕
李御寧（前文化観光部長官、梨花女子大学碩座教授）
李杜鉉（ソウル大学名誉教授）
李美卿（国会議員、前文化観光委員会委員長）
李イファ（史学者、韓国史）
呉在煕（四溟堂紀念事業会会長）
任軒永（民族問題研究所長、中央大教授）
金完柱（全羅北道知事）
金恩正（全北日報社編集副局長）
金東虎（釜山国際映画祭執行委員長）
金宗圭（国立中央博物館財団理事長）
尹炯斗（汎友出版社会長）
韓勝憲（弁護士）
張永達（国会議員、ウリ党院内代表）
柳鐘玄（四溟堂紀念事業会副会長）
任永勲（壬辰倭乱参戦将軍後子孫会会長）

５月９日現在（あいうえお順・敬称略）

《演出意図》

この長編記録映画は、東アジア全体の新しい時代を切り拓くため、歴史認識の検証を意図して製作するものである。
400 年前の秀吉による朝鮮侵略を主題に、過去の歴史のあやまちを正し、そのことを風化させることなく、現代の視点から往時を凝視し、くにのあり方や、人間とはを深く考えたい。そして、日・韓交流を中心に、東アジア全体の交流と平和を創造したい。そのため、この作品づくりは、日・韓双方の現代の視点から、生活、文化、習俗などを通して秀吉の時代を丁寧に描きたい。また、多くの人々のご意見やご発言を記録したい。その上で、拉致された朝鮮人６万人の足跡を日本国内で追求したい。また、この作品は歴史に遺すべき映像資料として永遠に後世に伝えることを目的とする。
映画監督前田憲二

・長編記録映画『耳塚』製作の概要
●企画製作：ＮＰＯハヌルハウス
●製作団体：映像ハヌルプロジェクト
〒161‐0032 東京都新宿区中落合3‐25‐18‐303
Tel.03‐5996‐9426 Fax.03‐ 996‐9428
●スタッフ：監督前田憲二
プロデューサー：李義則前田憲二中智
撮影：森田晃
（他のスタッフも概ね決定している）
●ロケ地：日本、韓国、北朝鮮、中国の各地
●完成予定：2008 年10 月

●賛同者となっていただける方は、下記賛同協力金のお振込をお願いいたします。
・賛同協力金：１口 5,000 円（何口でも可）
・郵便局払込取扱票００１１０－8 －499407
特定非営利活動法人ハヌルハウス

銀行振込三菱東京ＵＦＪ銀行江古田支店
普通口座番号1275673
エヌピ－オ－ハヌルハウス

お問い合せ
ＮＰＯハヌルハウス
〒161‐ 0032 東京都新宿区中落合3- 25‐18‐303
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