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労働者はケータイじゃない〜東京総行動レポート
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特急たから@千葉です。 

12・5総行動に、年休を取って参加しました。
年末ということもあり、職場は年休を取れる状態ではないのですが、教育基本法、過労死促進法( 日本版ホワイトカラー・エグゼンプション導入法)、共謀罪などいろいろな悪法が緊迫しており、も はや仕事などしている場合ではない、と思ったからです。

いま闘わなければ、自分の職場も明日から死ぬまでサービス残業かもしれない。自由を奪われ、が んじがらめにされる子供たちの姿は明日の自分の姿だと怖くなったのです。そんな世の中いやだと声 を上げるだけで逮捕される警察国家なんてまっぴらごめんです。
いま、私たちに求められているものは、まさに「真理と正義」(教育基本法第1条)です。

私自身は総行動への参加歴は少ないのですが、今日の総行動は過去に見たことのないほどの人数で した。「いても立ってもいられず、駆けつけてきた」という声を多くの参加者から聞きました。

初めに、参加者は国土交通省前に集結、20年にわたるJR不採用問題の解決を訴えました。

写真レポート1:国土交通省に向かって要求をぶつける鉄建公団訴訟原告団
http://www.geocities.jp/aichi200410/temp-picture/kokudo.jpg

続いて、総行動参加者は厚生労働省前へ移動。厚労省前では、「財界の御用聞き機関」に成り果て 、エグゼンプション導入に狂奔する厚生労働省を糾弾。エグゼンプション断固反対を訴えました。厚 労省の労働組合、全労働の仲間も参加していました。

ちなみに、11月に実施されたインターネット投票では、日本版エグゼンプション制に対し、9割 という圧倒的多数の国民が反対しています。
投票結果:
http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/quiz/quizresults.php?poll_id=208&wv=1&typeFlag=1

「労働者も定額制の使い放題」と、この法案の問題点を鋭く突いたコメントも寄せられています。 定額制の使い放題なんて、労働者はケータイじゃないっての!

反対9割…これが国民の声であり、この声を結集すれば必ず「過労死促進法」は阻止できるでしょ う。

厚労省前では、先日、神戸地裁で勝訴判決を勝ち取った中国残留孤児の皆さんの抗議行動と合流。 自らが引き起こした侵略戦争のために孤児になったのに、彼らのためになにひとつ救済策を講じず、 まるで彼らがこの世からいなくなるのを待っているかのような厚労省の姿勢に怒りを覚えます。

写真レポート2:政府に解決策を求めて闘う中国残留孤児の皆さん
http://www.geocities.jp/aichi200410/temp-picture/zanryu.jpg

座り込みをしている皆さんと総行動参加者が合流し、互いに励まし合う風景も見られました。

夕方6時からは、国会前で火曜日恒例の教育基本法改悪反対集会に参加。10回目となる今回の集 会では、教育基本法の歌を歌う人などいろいろなパフォーマンスが見られました。挨拶した共産党議 員によれば、「マスコミは今週にも教育基本法改悪法案を採決するかのように“与党筋情報”を垂れ 流しているがウソである。実際には与党から採決日程が野党側に打診されたことはまだ1度もない。 余裕で採決可能と思われていた法案を、採決日程が立たないほどに追い込んでいるのはここに集結し た皆さんの力である」と述べると、「そうだ!」という声が上がりました。

写真レポート3:身動きできないほどの人が詰めかけた国会前の教育基本法改悪反対集会(参加者 の顔は加工してあります)
http://www.geocities.jp/aichi200410/temp-picture/kyoukihou.jpg

私は、教育基本法集会を中座し、そのまま日比谷野音の過労死促進法反対12.5集会に参加しました 。参加者は主催者発表で1500人。
冒頭、厚労省が制定をねらっている法案について、主催者側から「24時間働けと命じても経営者 が責任を問われない過労死促進法である」と参加者への訴えがありました。 連合、全労連、全労協の各ナショナルセンターから来賓挨拶があり、福島みずほ・社民党党首のほ か共産党議員が挨拶。民主党からは来賓はいなかったものの「日本版エグゼンプションは絶対認めな い」とのメッセージが披露されました。

写真レポート4:日比谷野音に集まった労働者(手ブレご容赦!)
http://www.geocities.jp/aichi200410/temp-picture/hibiya.jpg

連合系は、大規模な動員指令はかかっていないらしく、大企業の組合は全く見かけませんでしたが 、若干参加組合もあったようです。メーデーでさえ分裂開催を続けてきたこの国の労働戦線が、個別 の課題であれ統一戦線を結成したのはずいぶん久しぶりのことではないでしょうか。
鉄建公団訴訟原告団など、最前線で闘っている労働者が中心となった上で、すべてのナショナルセ ンターの労働者が立場の違いを超え、共通の目的のために結集したこの夜の集会は、その意味でも歴 史的なものになったと思います。

参加者は、その後、鉄建公団訴訟原告団らを先頭に、常盤橋までデモ行進しました。

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