●今井明の写真館・6
いくつになっても戦争反対
アメリカ海軍横須賀基地前では、毎日イラク戦争反対の抗議行動が続けられている。抗議行動に参加する鳥海豊さんは今年で90才。
80才の時は、厚木基地から横須賀基地までを歩き通す「空母はいらない55キロウォーク」に参加。「明日あると思わぬ命永られて 八十路の誓い 平和のために」という自作の歌を書いたゼッケンをつけての完走だった。
戦争反対の声をあげ続ける訳は、寛永元年(1848年)生まれの祖父にあるという。「おじいさんから『戦争はどんな立派なことを言っても人殺しだから兵隊になるな』と子供の頃から言われてきた。私は『兵隊に行きたくない』と思っていたが、昭和8年に徴兵にあい、色々検査をされたが、結局目が悪いということで行かずにすんだ」。戦争中は、横須賀で大型トラックの運転手として働いていたが、2度、憲兵に身柄拘束を受けている。
戦後は、市民の立場で反戦を訴え続けてきた。また、新聞にたくさんの投稿をしてきた。そのひとつに「人類のうえに上に燦然と輝く第九条を我が国の権力者は基調として、紛争が行われている国々に対し、説得する外交を展開すべきである」と書いている。(なお、その投稿は有志により冊子にまとめれている)
2003年4月 今井明 川崎市川崎区大師駅前1-2-3
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Created on 2003-04-30 15:02:33 / Last modified on 2005-09-05 02:59:16 Copyright:
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